税理士試験勉強に注力していたため、かなりごぶさたしてしまいました。
それだけ、直前期の学習に集中していたということで、ご了承ください。
8月9日に税理士試験受けてきました。
場所は西巣鴨の大正大学でした。
法人税法と相続税法にエントリーしましたが、5月以降の直前期の答練や直前対策を通して、法人税法は間に合いそうにないとからだで感じ、午前9時からの法人税法は試験の雰囲気をとらえるためのウォーミングアップととらえ、12時からの相続税法にすべてを賭けました。
試験後の感触としては、法人税法はグループ通算制度が出てラッキーと思った一方で、6月以降は理論暗記中心で計算問題から遠ざかっていたこともあり、解けるはずの問題もかなり抜け落ちていました。理論記述に57分を要し、計算問題もできる範囲の努力をしましたが、計算問題の問2は配点10点ということで見切りをつけ、計算問題の問1で手つかずだった受取配当等の益金不算入に行こうとしたところでちょうどタイムアップ。予備校の模範解答での自己採点では30点行っているかどうかでした。
法人税法は実務経験だけではまだまだ練度が足りないと感じたので、2年後に再挑戦します。
そして頼みの相続税法。
共倒れにならないよう、6月以降はほぼ相続税法に賭けていました。苦手の理論も少しずつ書けるようになってきたので手応えはありました。
試験では、出てほしくないと思っていた小規模宅地等の特例と一般社団法人の問題が出て泡を食いましたが、諦めずに食らいついていきました。計算問題は生前贈与加算やみなし財産があっさりしている一方で、宅地評価での難易度の高い問題、取引相場のない株式の評価でひねりにひねった問題が出題され、かなり手こずりました。取引相場のない株式の評価を終えたところで残り10分。急いで課税価格の個人別合計していると何故か1名相続又は遺贈により取得した財産をゼロと計算しながら(→致命的ミスでした)債務控除している箇所があり、時間もなかったので債務控除を二重線で訂正し強引に計算終了させ、相続税の総額を求めたところで残り1分。あとは配偶者の税額軽減さえ書いたら計算式だけで2点ゲットできると考え、急ぐも電卓を叩く手が震えてパンチミス。無情にも自分の時計よりも20秒ほど早く「やめ」のご指示。埋められなかったのは痛かったです。
それでも、宅地評価も取引相場のない株式の評価もそれなりに手応えはあったので、理論で外したところは埋められるかなと思っていたのですが。。。
自己採点してみると、計算問題だけで、低く見積もった予想得点よりも10点ほど低い点数にあ然。事前にわかっていた「自己株式がある場合の純資産価額の評価」、「取引相場のない非上場株式を有している場合の純資産価額の評価」だけでなく、「取締役(委員会設置会社ではない会社)」、「自らが株主である会社(議決権割合ちょうど50%)で土地の無償返還届出書を出した場合の借地権評価」など、あちこちにトラップがあって、引っかかりまくりでした。
悪いことに、ボリューム少なかったこともあって、ひとつひとつの単元の配点が過去問や答練の2倍になっているところもあり、これも誤算でした。
理論と合計して50点弱でした。
11月30日の結果発表を待つまでもなく、わたしの2023年度税理士試験は終わりました。
相続税法では生前贈与加算の規定も変更されることから、相続税法をいまお世話になっている通信講座でもう一度学び直すことにしました。継続割引で2万円ぐらいでエントリーできました。そして、今回受けた法人税法はまずは相続税法をクリアしてから臨むことにします。充電中に基本からもう一度学び直し、ここで再スタートできたらと思います。
合間に、相続税法の資産評価とも関連のある固定資産税も並行して学習するつもりです。こちらは大原のWEB講座を申し込みました。9月からとなりますが、精一杯がんばります。