さて
先日のニュースで初めて知った
食中毒です

今までの概念では
生鮮魚介類での食中毒は
ほとんどが腸炎ビブリオによるものでしたが
現在では激減しているそうです

そのかわり
クドアという
粘液胞子虫という寄生虫による
直中毒が急増しているとのことです

主に
生のマグロ
生のヒラメなどに寄生しているわけで
それが体内に入ると
2-3時間で嘔吐下痢腹痛発熱などが
起こるのです

幸い
今まで死亡例は無いようですが
食中毒の世界も大きく変わっているようです

先日
妊娠中にどんどんと魚を積極的に食べましょうと
言っていましたが

どうやら
生食はやはり避けることも考えなければいけない
状況があるようです

確かに
生の魚には
虫は必須なのですが
アニサキスや牡蠣に付着するウイルスなど
が大きな問題でしたが
他はほとんど問題なかったのですが

この世界も
最近やウイルスと同じように
常に
人間 vs 細菌の戦いがあり
細菌も進化して強くなっているようです
寄生虫も同じで
彼らも自分らの生存の可能性を追求するために
強くなっているようです

この調子だと
遠い将来

刺身が無くなるかもしれない事態です

確かに
魚を生食しなくても
私たちは生きて行けるのですが
まあ
長年の食文化の一つとして
伝統芸能として後世に繋ぎたいところですが
先行き不透明です

結論として
妊娠中の刺身は
極力控えた方が無難です

このクドアは人の体内では増殖はしないようです
さらに長期間体内に留まる可能性も低いと考えられています
しかし
いつ豹変するかもしれません

マグロは冷凍が無難なようです
現在の冷凍技術はかなりのものなので
ありがたいのですが
近海でとれる30kg以下の小さなマグロだと
比較的
生での提供が容易になり
それを売りにしている部分もあるので
ちょっと注意しましょう

この
クドア
引き続き注視します

万が一
マグロ
ヒラメを食べて
2-3時間で症状が出た場合
この食中毒の可能性が大きく
治療法は
対処療法
下痢なら脱水を補って点滴くらいですが
すぐにご相談ください