「ディナゲスト錠0.5mg」とは、
2020年5月28日に、月経困難症治療薬として発売された黄体ホルモン剤です
もともと「ディナゲスト錠1mg」(2008年1月発売)という
①子宮内膜症治療剤
②子宮腺筋症に伴う疼痛改善治療剤(2016年に効能・効果追加)
として使用されていた薬がありまして。
内膜症や腺筋症の治療効果のから、月経困難症(生理痛)への治療効果が期待され、
開発されたのが「ディナゲスト錠0.5mg」です
「ディナゲスト錠1mg」は2008年1月に発売されていたので、
2017年6月から、ジェネリックの「ジエノゲスト錠1mg」が既に発売されています。
それが今回、発売からたった2年で「ディナゲスト錠0.5mg」のジェネリックが
もともと出ていたものと、量が違うだけとはいえ、
こんなにも早くに出るとは思っていなかったので、結構ビックリでした
今まで血栓症のことを書いていましたが、
ピルは、卵胞ホルモン+黄体ホルモンの合剤であり、
卵胞ホルモンに、今まで5回に渡って書いてきた血栓症のリスクがあります
ディナゲストは、黄体ホルモンのみなので、血栓症リスクはありません。
そして、そのジェネリックが出た
いやいや、これは一大事ですいや、良いことではあるのですが。
「月経困難症治療」のスタンダードは、ピルからこちらに移行するんじゃないかな?
そう思う理由をこれから何回かに渡って書いていこうと思います
どうぞお付き合いくださいませ