緊急避妊をちょっと置いておいて、
8月15日のエナ石狩副院長のブログのリブログです
ここに、妊娠初期でのクラミジア陽性の妊婦さんのケースについて
次のように書かれています。
1 その妊婦さんパートナー以外に第二第三の男性がいて
挿入を共なる性的接触をしている
つまり 夫以外の男性からクラミジアをうつされる
2 妊婦さんには夫以外のパートナーは存在していない場合
夫が第二第三のパートナーの女性との性的接触で
クラミジアをうつされ それを 妻である妊婦さんへ感染させる
3 夫に第二第三のパートナーは存在しないが
風俗へ行ってそこでの性交渉あるいはオーラルセックスで
風俗で働く女性の喉からクラミジアをもらって
妻である妊婦さんへ感染させてしまう
まあ
だいたいこんな感じなんですが
ーーーーー以上抜粋ーーーー
いやいや先生![]()
これは、『妊娠前にその妊婦さんの”クラミジア陰性”が確認されている場合』ですよーっ![]()
今まで一度もクラミジアの検査をしたことがない初産婦さんでは、
いつの感染なのかは全くわからないわけで、
今のパートナー(夫)なのか、以前お付き合いしていた誰かからなのか全くわからないけれど、
知らず知らずのうちに感染していたパターンもあります。
クラミジア感染症は、女性の場合は特に自覚症状が乏しいため、気づきにくいんですよね![]()
7~8割は症状がありませんから...
なので、知らず知らずのうちに感染していることがあります![]()
そして、知らず知らずのうちに誰かにうつしています![]()
お風呂や公衆トイレなどでは感染しません。
セックスや粘膜同士のふれあいから感染します。
ちなみに、1回感染したからといって、免疫がついて...
なんてことはなく、何度でも感染します![]()
パートナーがクラミジア感染症だった場合、
1回のセックスで感染する率(コンドームなしで膣内で射精)は、約50%と言われています![]()
結構高い確率で感染します![]()
![]()
女性から男性へ、よりは男性から女性の方が感染しやすいです![]()
構造的に![]()
男性が女性から感染するといっても、尿道口小さいですしね。
女性の場合は、男性よりは広い面積がクラミジアの病原体が含まれた精液を浴びちゃいますからね![]()
感染しやすいわけです
お口も同様です![]()
若い女性の方が感染しやすいです![]()
構造的に![]()
これはHPVもそうなんですけれど、s-c junction のことを以前どこかで書いたかな![]()
と探したのですが、書いていなかったようで...近いうちに書こうかな...
でも、一般女性がそこまで知らなくてもいいのかもしれないなぁ...気が向いたら書きます![]()
構造的に若い女性の方が、感染しやすいんだな、と思っていてください![]()
女性の場合は、放置していると妊娠しにくくなる原因となることもありますし、突然、激しい下腹痛に襲われることもあります![]()
全く恥ずかしい検査でもなんでもないので、
パートナーが変わった時など、自分が感染していないかチェックしておくことをお勧めします![]()
もしクラミジア陽性だった場合は、パートナーも一緒に治療します![]()
自分だけ治療しても、パートナーが治療していなければ、またもらっちゃいますからね![]()
ただ、残念ながら、経産婦さんや以前とパートナーは変わっていないけれども、
前回調べた時のクラミジアは陰性だったのが、陽性になった場合は、
副院長が書いている上記のパターンのいずれかです...![]()
圧倒的に若い女性が多いです(グレーは総数なので、黒が男性)。
