40代の低用量ピルを考える⑥【血栓症①】 | ぴるぶろ 

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ピルの重大な副作用に血栓症があります。

血栓症には、
星ブルー静脈血栓症(主に下肢にできる→肺塞栓の原因)と
星レッド動脈血栓症(心筋梗塞・脳梗塞の原因)があります。
ピルはどちらのリスクも増加しますが、

問題となるのは、静脈血栓症です。

前々回にも書いたように、
今回から血栓症について触れていきますね花(マメルリハ)

①ピルの服用によって、

静脈血栓症のリスクが高くなる、ということを知っておく手


○ピル(女性ホルモン)によって、
血液の凝固因子(血を固める因子)と
線溶因子(血の固まりを溶かす因子)に影響を与えます。

特に服用開始3か月以内最もリスクが高いことと、

1か月以上服用していない期間をおいて
ピルを再開する場合は、服用開始時の
「最もリスクが高い時期に戻る」
ので
要注意です!

 

○静脈血栓症のリスク因子に年齢があります。
こちらの静脈血栓症予防のガイドラインより抜粋

加齢に従い,血液凝固能の亢進や線溶活性の低下 が起こることに加え,筋ポンプ機能の低下,血管壁 の変化が生じることが原因となり,VTE ※の発生頻度 が増加する.欧米の予防ガイドラインでは,40 歳以 上からリスクが高まるとしているものが多い10).

 ※VTE:静脈血栓塞栓症のこと 
→この2つが重なる状態が、
40代で初めて服用を開始する状態となるので、
推奨しかねるのですよ
ぐるぐる
(一時中断していて再開する場合も同様)

 

ただし、これは
「若い=血栓症にならない」ということではありません。
年齢が若くても、様々な因子が重なることによって
血栓症は起きますからね。

ピルを服用している方は

この先に書いていく、

②血栓症のリスクが高まる状態について

③血栓症の初期症状を知っておく

というところも是非読んでくださいねはぁとv
(順番は逆にするかもあせ

ヒトのカラダって本当に、
様々なところでの調節が複雑に絡み合って
保たれてることを普段感じずに生きてるけど
血液凝固作用
1つとってもすごいなぁーーーーめ電球
と思わずにはいられませんありがちなキラキラありがちなキラキラ