麻しんとSSPE(亜急性硬化性全脳炎)①の続きです。
1998~2001年に沖縄で麻しんが流行した際に、
0~3歳のお子さんが9名も亡くなった(全員ワクチン未接種者)
というニュースがあったことをご存じの方も多いかもしれません。
麻しんは「命定め」と言われたように、感染すると、命を落とすこともある感染症です
私は今回の流行までSSPE(亜急性効果生前脳炎)という
中枢神経系の病気について知りませんでした
1歳未満のお子さんや免疫機能が極端に落ちている方が麻しんに罹った場合に多いとされ、7~10年ののち、突然発症し(主に学童期)、どんどん進行し、数年~十数年で死に至るという大変重篤な疾患を知ったことで、麻しんの恐ろしさに再びぞっとしました
コチラもお子さんがSSPEを発症してしまったお母さんの手記です。
非常にまれとはいえ、発症するお子さんがいる…
SSPEはワクチンによって発症するものではありません。
ワクチンによって防ぐことができる病気です。
「はしかは、自然に罹った方がいい」
「ワクチンは打たない方がいい」
と提唱されている方たちもいますが、自然に麻しんに感染したことで『何か』あってもその方たちは誰も責任は取ってくれません
風疹にしても、麻しんにしてもそのほかのワクチンで防げる病気は防ぎましょうよ。
罹った本人がワクチンで防げることを知ったら
小さい子どもは自分でワクチン接種をどうするか決めることはできません。
そして、“あの時ワクチンを接種していたら...”
と辛い思いをされるお母さんがゼロになることを祈り、
これからもワクチン接種を推奨していきます