ジャスティン・ビーバーのLIVE後、
麻しんがどうなっているのか、気になるところです
発熱・発疹のある西宮の男性が、どの交通手段で
東京・神奈川・千葉に行き、いつの何時頃にどこにいたのか
強い感染力ゆえに、風疹以上のアウトブレイクにならないことを
祈るばかりです
日本で麻しんの定期接種が開始されたのが1978年
この時はまだ1回接種でした。
MRワクチン(麻しん風しんワクチン)の2回接種が
スタンダードになったのは2006年度からで、
ホントにこの10年の話です。まだ10年ですよ
MRワクチンが2回接種になったのは、1回の接種で免疫がつかなかった子どもたちに免疫を与えること
時間の経過とともに免疫が減衰した人たちの免疫強化すること
1回目に接種しそびれた子どもたちにもう一度接種機会を与えること
とあり、
ワクチンを2回接種すれば約99%の人が抗体を保有することになり
免疫を持続させることができます
『ワクチンよりもはしかに自然に罹った方がいいんじゃない?』
と思われる方もまだいらっしゃるかもしれません
麻しんに罹った場合、
さまざまな合併症がみられ、全体では30%にも達すると言われています肺炎
(麻しんによる2大死因の1つが肺炎、もう1つは↓の脳炎)脳炎
(先日マダニに噛まれ、ウィルス脳炎になってお亡くなりになった方がいましたが、
麻しんでも脳炎になることがあり、死亡例もあります)亜急性硬化性全脳炎(SSPE)
麻しんに罹った後7~10年で発症することのある
中枢性神経疾患
11ヶ月のお子さんが麻しんに罹り、
その後SSPEを発症したお母さんの手記があります(コチラ)
続く
※全体的に今回は東京都感染症情報センターのページ参考にしています