進路の選択

高校生の時、母にいつでも求人がある安定した仕事、看護師さんなどをすすめられたりしました。

若い時は好きな事を優先しがちで年長者の言う事は後で聞いておけば良かったと後悔するものです。

高校生の時にお世話になった愛知の大学の教授には、今からピアニストを目指して1人で生計を立てるなんてまず無理なので、音楽に携わって安定した生計を立てたいなら教員になる事が1番と言われて教育大学を考えましたが、愛知教育大学には教員養成課程しかなく、音楽の授業を振り返っても声楽科卒の先生が多く、歌中心で先生がピアノを弾く機会をあまり見た事がなく、ピアノ演奏に特化して専門に学べる大阪教育大学があると知り、18歳だし1人暮らしを経験すべきという父の教えもあり大阪行きを選択しました。

入学後の実技試験でソアレス先生門下の友人から今年はみんなレベルが高いとおっしゃっていたと教えてもらったのですが、入学してみて上手い子を数々目の当たりにすると焦りや刺激になりました。


関西では大教大学生と伝えると当時重宝いただき、在学中からレストラン演奏や講師の仕事両方に恵まれたのですが、音楽の授業ではなく、ピアノの楽曲に興味があった私は大手の講師は薄給ボーナスなしと知り、卒業後一般企業に長く勤めながら大学の先生のマスタークラスなどを渡り歩いて勉強は続けていたのですが、今日でも病院で看護師さんが忙しく働かれているのを見て、出産で予想もしない事が起きてその後本当に色々あり過ぎて働けなくなった私としては、いつでも求人があるお仕事の安定、母の意見で動いていたらと思ったりもあります。

安定した仕事での自立、子供は何を選択するのか。夢は長く入院した事もありピアノが弾ける看護師さんだそうです。