僕はあまり料理は得意ではないけれど作るのは好きなほうだ
節分の日には彼女の為に恵方巻を作る
彼女の方は小さめに作り僕のは彼女より少し大きめに
中に入れるものは毎年違うものにした
彼女の為にどれくらい恵方巻を作っただろう?
恵方巻彼女は美味しく食べているだろうか?
気になりながら二人で黙々と食べる
本当はゆっくり味わって食べたかった…
食べながら心の中で
また来年も彼女と一緒に食べられますように…
食べ終わって彼女の「美味しかったよ」
と言う優しい笑顔に救われる
今年も彼女の為に頑張って作った甲斐があった
「来年も作るね」
僕が言うと
彼女は嬉しそうに笑った