僕のバイトするコンビニに

何度かあの人が来店するようになった


そして

あの人と初めて話をした日…。


あの人の声は

小さくて

おだやかに

ゆっくりとした話し方だった


声を聞くだけで

僕の心臓の音が

あの人に聞こえてしまわないかとハラハラした


そうして何度か話をするうちに

僕たちはやっと打ち解けて

自然に話をするようになった