この日は息子が二人とも仕事で帰りが遅くなると言ってたので
夕暮れまで鳥見をしました
ハイイロチュウヒのねぐら入りを見るつもりだったのです
だけど待てど暮らせど一羽も帰ってこなくて
どんどん日は傾いていくし…
私のレンズではもうだめだと諦めたとき
葦原低く飛んでいる鳥が見えました
下りたところを見ると…
なんと、想像もしてなかったコミミズクなのでした
トリミングしてみると
ネズミを咥えているのが見えました
ここでゆっくり食べるのかな～??
あらあら、食べずにネズミを置いたまま飛び立ちました
おいしくなかったのか、小さかったのか…
土手に沿ってはるかかなたまで飛んで行きました
チャンスはたったの一度だけでした
焦って焦って…あははのは
こんな時でも平常心を保てる強い心臓がほしいです
テニスの練習試合でもドキドキしている私には無理な話でしょうけど…
はるかかなたを飛んでいる姿をレンズ越しに見ていると
しばらくしてこっちに戻ってきてくれました
下りることなく素通りです
何となくこちらを確認しているようにも見えましたが…
音もなく通り過ぎておしまいでした
たけのこが飛んでるような姿が本当に可愛いです
諦めきれずしばらく見ていると
夕日の葦原に下りてしまいました
ここできっとおいしいネズミをゲットしたのでしょうね
車に戻りながら振り返り振り返り歩きましたが
出てくる気配はありませんでした
空を真っ赤に染めて
お日様は沈んでいきました
久しぶりに夕方まで鳥見をしました
歩いているときに
コミミズクは来てないのですか?
と数人の方に尋ねられたのですが
何も聞いてませんと答えてしまいました
まさか…来ていたとは!!
知らなかったとはいえ悪いことを言ってしまいました
土手に沿って何百ｍも飛んでいるようでは
なかなか会うことも難しかったでしょう
一日の終わりに、一年の締めくくりに
可愛い猛禽さんの姿が見られて
ラッキーでした
