2ヶ月くらい前から通院している80代の女性の方とこないだした話。
その方は右手首が痛く、箸も持てないという症状で来院されました。
1回目の施術はまずは「握る」という行為の練習。自分の握る癖を把握して違うパターンを学習していきます。
その時に、「右手が使えないなら左手を使う良い機会だから左手使ってみたら?」と提案します。
1週間後、2回目。
箸が持てるようになってきたととても喜んでました。
病院では手術しかないなんて言われたのにね〜。
さらに1週間後、3回目。
箸はもう痛くなく扱えるようになりましたが、今度は雑巾絞りが痛いとのこと。
正しい雑巾の絞り方を学習します。
ちなみに正しい雑巾の絞り方、皆さんは知ってますか?
誰も教えないことですよね。
雑巾の絞り方なんて。
知りたい方は当院で指導しますので来院時にお気軽に聞いてくださいね!
先ほどの80代の患者さんも
「80過ぎて初めて知った」と笑ってました。
その後も、1週間に一度、これはできるようになった。これはまだつらい。
といった部分を確認しながら、今でだいたい2ヶ月経過するのですが、実はその2ヶ月の間、ずっと左手で歯磨きをしていたそうで、ずいぶん左手で磨けるようになってきましたって報告を受けました。
そして、いつも左手で杖をついて歩いていらっしゃるのですが、左手がうまく使えるようになって杖のつき方が楽になってきたともおっしゃってました。
「この歳になってまだまだ学ぶことがあるんですね〜」とその方は言います。
歳をとればとるほど、自分のカラダに自信がなくなる方は多いのですが、カラダの使い方で言うと、「一生の学び」です。
5歳は5歳のカラダの使い方。
15歳は15歳の。
50歳なら50歳の。
85歳なら85歳のカラダの使い方があります。
その時その時でカラダは違いますから使い方もそれぞれ違います。
その都度、その時に正しい使い方を学習します。
だからね、「もう歳だから〜」は違うんです。
その時に合ったカラダの使い方を知らないだけなんです。
ウチでそれを見つけて下さい。
そうやって使って下さい。
それが見つかったらあとは勝手に痛くなくなりますから、それが正しく使えるようになったサインでもあります。