この仕事をやっていると、親子を診る機会が多くあります。


なかには三世代くらいにわたって診させて頂くパターンもあるのですが、


親子で同じところがガチガチに固い、みたいなパターンの肩こりだったり、動きや姿勢がすごく似ている、というケースが多々あります。


「じゃあこれは遺伝なんですか?」


って聞かれると、骨格は遺伝するでしょうが、


姿勢や動き方、症状は自分自身で作ってるものなので遺伝ではありません。


親がO脚だからって子どもも必ずしもO脚になるわけではありませんし、親が股関節悪いからといって子どもも絶対股関節が悪くなるってこともありません。


あらゆる癖や変形の全ては「使い方の蓄積」だからです。


ただ、ここからが大事なところなんですが、

親の遺伝ではありませんが、親の影響はものすごく受けています。


子どもは産まれてからどうやって動きを習得するのか?


赤ちゃんが産まれてから寝返りしてハイハイして立ち上がって歩き出す。


こういう動きって親が教えて身につけるものではないですよね!


赤ちゃんはこれらの動きを「親の動き」を見てそこからイメージして自分なりに習得していきます。


これを「運動学習」というのですが、


イメージとなる手本が「親の動き」しかないからどうやったって親に似てくるのです。

(狼に育てられた人間は狼と同じように歩き、遠吠えまでするっていう話があります。気になる人はYouTubeで調べてみて下さい。)


もしあなたが親で子どもの姿勢や動きを改善したいと思っていたら、子どもではなくて、親自身がまずは整える必要があります。


「整える」というのは、マッサージを受けてコリをほぐせばよいという話ではなくて、もっと根本的に、感覚的に変える必要があります。


それは運動の再教育です。


「運動学習」はすべての動物が行うものですが、人間のみが歳をとってからの再教育が必要と言われています。


野生で生きている動物は動きを忘れませんが、ボタンひとつでなんでもできてしまう現代に生きている人間はだんだんと動きを忘れます。


歩き方、階段の上がり方、寝返りのしかた、などなど。


肩すら上がらない場合もありますよね。


それは小さい頃当たり前のようにできていたはずです。


ただその感覚を忘れているだけ。


思い出すには感覚を変えていくしかありません。


感覚を鍛えるにはどうしたらいいの?って人は


当院の【コンディショニングスタジオ】を受けてみてくださいね。


さて、まとめです。


・子どもの姿勢は遺伝ではない。


・遺伝ではないが、子どもは親の動きを見て動きを学ぶ(運動学習)


・子どもをどうこうしようとしたり、親のせいにはせず、自分自身の感覚を再教育するのが大事。


以上3点がこのブログで伝えたいことになります!


ではでは👋


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大人もこういうとこでたまに遊べるといいですよね!