防災週間に寄せて… #9月に思うこと | まったり暮らし ~ 天使と侍(サムライ) 実は『トド』 ~

まったり暮らし ~ 天使と侍(サムライ) 実は『トド』 ~

看護師の妻と元・自衛官の旦那… 
周囲は「きっと真面目で働き者なのよ…。」と時々言いますが、
実は 自宅では2人とも『トド』のようにダラダラぐでぐで
そんな2人とセキセイインコの『まったり暮らし』です。

9月1日は『防災の日』で、8月30日~9月2日は『防災週間』ということです。

あらためて、震災や自然災害、被災された方々に思いをはせ 理解を深めたい期間です。

 

東日本大震災の時は 有料老人ホーム勤務でした。

その日もいつもと変わらない日常が その時間までありました。

14:46 

多くの入居者さん達は 15時のティータイムのためにレストランに集合。

数名の入居者さんは 個浴(一般的な浴室での入浴)と特浴(機械浴)で入浴介助中でした。

私は この時に1階にある機械浴室で 入浴後の入居者さんの処置をしていました。

この時に 機械浴室にいたのは 片麻痺と言語障害(構音障害)のAさん、介護主任、ケアスタッフの4名。

足趾の処置のために 車イスのAさんの足元にしゃがみこんだ時

介護主任が

「ナース、俺 体調悪いかも… 眩暈がする…」

違うよ、地震! かなり大きい!!

この瞬間に 1番冷静だったのは Aさん。

入り口の扉を指さし 左右に動かして『開けておけ!』と私たちに指示。

自分は 車イスのストッパーを確認しました。

入口に近かった私が 扉をあけ、周囲を観察。

周囲に棚やモノなどが倒れたり飛んだり落ちたりしないかを確認。

わたわたしている主任とスタッフに しゃがんでつかまることを指示しながら、揺れが収まるのを待ちました。

よく『走馬灯が走る = 脳が経験や知識などフル動員するために頑張っている』といいますが、本当でした 凝視

後日 フェイスシートやご家族からの情報で、Aさんは阪神淡路大震災で被災した経験があったということでした。

あの日のMVPは Aさんに差し上げたいと思いました。

Aさん かっこよかったわ、介護主任の数倍… うさぎ

 

幸いなことに 入居者さんも 施設やスタッフも無事でした。

しかし、停電でエレベーターが止まり、取り残される事態に。

1階から居室がある2~4階の各々の居室までスタッフ総動員で異動させた後に、

ケアスタッフは入居者さんと居室の確認 灯りの確保

管理職はご家族や本部 関係機関との連絡・対応

看護師はバイタルチェックと外傷や体調の確認

そうこうしているうちに夕飯の時間となり、1階のキッチンからバケツリレーのように各フロアに配送。

合間を見て 自分の家族へ連絡し安否確認。

 

私も 自分の実家と義実家へ連絡して安否と状況の確認をしました。

この時は 旦那は現役の自衛官だったため、携帯に安否確認の結果のみメールで送って放置しました。

結婚前からの約束でした。

『有事の際は 旦那はいないと思って、私が両方の実家と家族を守る。』

これは 他の自衛官ファミリーも同様みたいです。

 

その後も計画停電などで 色々ありましたが、被災地や被災された方に比べたら大したことないかもしれません。

それでも、この日のこと そして震災のことを 思い出して考える期間にしたいと思っています。

 

 

9月に思うこと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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