息子→通信制高校からの大学2年生。
ゲーム。パソコン好き。昼夜逆転が得意。
娘→通信制高校の1年生。
ゲーム、アニメ、二次創作小説、哲学好き
私→2人の子の母ちゃん。
アニメ読書ブログ好き。

先週ですが、たまたまこの本を読みました。

感想の続きです!



 

 



どうしても頑張れない人たち ケーキの切れない非行少年たち2

―――目次


はじめに


第1章「頑張ったら支援する」の恐ろしさ

「やればできる」の呪縛

「頑張ったら支援する」という言葉の裏

頑張らなくてもいいという風潮

頑張れないとどうなる?

何気ない一言がやる気を奪う

本人も頑張りたい

支援したくないような人こそ実は支援の対象

支援者も支えて欲しい


第2章「頑張らなくていい」は本当か?

頑張るってそもそも何?

頑張ってきた人への労いの言葉が・・・・・・

誤解されるメッセージ

「このままでいい」で本当にいいのか

子ども自身はどう思っているのか

思い込みが障害を作りだすことも

劇的な改善を見せた「中等度知的障害」の少年

“無理をさせない”と“頑張らせない”は違う

仕事を辞めてもいいという風潮


第3章頑張ってもできない人たち

評価されなければ“できた”とは言えない

お金にならないと無能扱いされてしまう

生きにくさの悪循環

「頑張ってもできない子」もいる

スポーツでも事情は同じ

認知機能の弱さの問題

見通しの弱さの問題

犯罪に繋がることも

堅実な目標が立てられない

欲求段階の問題

みんなと同じになりたい


第4章やる気を奪う言葉と間違った方法

やる気を奪う大人

余計な言葉かけ

「もっと勉強しなさい」がダメなわけ

「でもな・・・・・・」「それは君にも・・・・・・」

非行少年の保護者の語りに共通するもの

「もっとできるはずだ」

「だから言った通りでしょ」

「どうしていつもあなたは・・・・・・」

勉強が好きになれば勉強ができるようになるという思い込み

保護者が先生の不満を言うと

後のフォローがない指導もどき

場違いな褒め言葉

親の愛情不足では?”という言葉の凶器

愛情のない励まし

自尊心は衰えない


第5章それでも認められたい

「たぶん失敗すると思う。将来」

こんな自分でも分かってほしい

引きこもりでもコンサートには行ける

非行少年たちの3つの願い”から学ぶこと

これがあるから頑張れる

やる気のスイッチをいかに押してもらうか

頑張りたくない理由

やる気に繋がる3つの段階

見通し

目的

使命感

みんな幸せになりたい


第6章 支援者は何をどうすればいいのか

支援者の心得

関わると面倒くさい人こそ支援が必要

支援者の3つの立場

行動の背景を考え、付き合っていく

「頑張れる」を支える3つの基本

安心の土台

伴走者の存在

チャレンジできる環境

相手の不安に気づく

ずっと支援する姿勢

達成感には他人からの承認が必要

やる気は達成+承認で生まれる

意味のある承認を

他者からの評価なんて気にしなくていい、の問題

評価を上げたければ親切になれ

対人マナーを高める

褒めるのに適切なタイミング

誰から言われるかも大切

嫌われていないこと

一緒に転がる

口出ししないだけでも効果がある

お菓子で気遣いを表現

支援者は笑顔を心がけよう


第7章支援する人を支援せよ

まずは子どもに近い保護者を支えよ

子どもが変われば大人も変わる

保護者のやり方を無理に変えようとしない

特効薬はないけれど・・・・・・

社会への橋渡し


第8章“笑顔”と“ホスピタリティ

うつに苛まれる教師や医師

実は支援者間のトラブルも多い

繋がりを切るメール

“笑顔”と“ホスピタリティ

支援すべき相手は身近にいる

出来ないボクは「失礼」な人間


おわりに



〜線のあとは、私の感想です。


第4章やる気を奪う言葉と間違った方法

「もっと勉強しなさい」がダメなわけ  より

子どもに毎日「もっと勉強しなさい」という母親に対して、「もしあなたが周りから毎日『もっと減量しなさい』と言われ続けたらどう思いますか?」(引用51p)

〜ハイ、イライラします。
改めて言われないと、分からないと思いました。


親の愛情不足では?”という言葉の凶器

より


しかし、程度がどうであれ、頑張ろうと全く思っていない親などほとんどいません。それでも、どうしようもない状況に追い込まれていることもあります。(引用64p)


〜そうそう。我が子か、不登校のお母様も自己を守るためにも、必要以上に自分を責めないのがいいよね。



第5章それでも認められたい

こんな自分でも分かってほしい

より


本人自身は、頑張らないといけないのは分かっているのです。でもできない、頑張れない、

こんな自分のことを理解してほしい、といった葛藤を抱えています。(引用70p)


〜非行だけでなく、不登校など、つまづいている子どもたちの本音はここなのでしょうね。うちの娘も息子もこの葛藤から、

ハイスピード学習の辛さ(私立中学校)から

下りたのかな、と。


行動の背景を考え、付き合っていく  より

↑ができれば、理想的です。

しかし、そう簡単ではありません。(中略)

(引用93p)


〜心理学の専門の先生でも難しいことを、家族で支えようとしているのですから、みんな母親たち!自信持っていいよ!




不登校に関する書ではないですが、子育てのヒントがあるなと感じました。

もし、お暇があり、地元の図書館にあったら、読んでみて下さい。(終わり)