娘の進学先である通信制高校の保護者学校説明会がありました。
通信制での単位の取り方が分からない保護者が多いため、保護者会は初開催だそうです。
私も我が子が通う通信制高校は2校めですが、
スクーリングを学校で行う所は初めてなので、説明が、なかなかややこしかったです。
娘の通う通信制高校は、週5の通学型しかコースがありません。サポート費も週5日分。
もちろん、本校には1単位あたりでの単位取得料を支払います。
ですから、親にしてみれば「週5いかなきゃもったいないじゃない!!」となりがちです。
でも、元不登校児が電車を使ってそこそこ遠くの「学校という場」に通うのはツライ。まず、そこを理解して、今までの生徒さんたちがどうしてきたかを参考に、親が我が子のサポートを考えよう!!という会でした。
今までの生徒さんたちが、どうやったら通うようになったか。
沢山通うようになるのは
▪友達ができたら、つられて。
▪進路が具体的に決まった時(高2秋)。
なので、友達をどう作るか。
ここがフリースクール的なんです。
好きなものをもっておいで、というんです。
全日制とは全く違う。学校なんだけど。学校であるのは「単位を取るためのルールのみ」。
雑誌、漫画、ゲーム機、趣味のもの。
先輩たちが話かけ易いように、話すきっかけを作れるように、子どもたちがこれが好き!をアピールできるものをもって来て、と。
(娘の通信制高校は3学年で普通の私立校の一クラス分の人数です)
ちなみに学校でゲームをやる時間もあります。
(交流目的)でも、大会に出るesportsとかいうのでなくて、あくまでおうち再現の交流目的です。
これ、「学校」は遊ぶとこじゃない!!と考えている人からするとなんじゃこりゃですよね。
スマホの持ち込みオーケー、
漫画雑誌趣味のものオーケー、
でも、不登校児の回復にはとても大切。
自分の自信のあることや好きなことで、
仲間とのつながりを作って
安心感を得る、居場所を作る。
すると、勉強も乗り越えていける。
5日来られることが理想的ではあるものの、
最終的に不登校や引きこもりから元気になるには、学校だけじゃないこと。
アルバイトだったり、学校以外のサポート施設をうまく利用する。
特に若者サポートステーションの活用を勧められました。
サポステではないけれど、
週2学校、週3は仕事で自信を作って生き生きしていった例も紹介してくれました。
電車に乗るのが怖い子(お母さんが車で連れてきていた)の例なども。
とにかく子どもが元気になる方向をいろいろ探ること。スクーリングも大切だけれど、まず、学校というか「この場所に慣れる」ために、
場合によっては親つきで「見る、居る」から始めのも可。
但し、高校生だから親が居るのを嫌がる子がほとんどで、お母さんたちは別場所で待機したり、街で楽しんだりしているよとも。
今の我が子に合った学校が選択ができたなぁと思いました。
ただ、単位修得という面はあくまで学校なのでシビアでした。
レポート出せなきゃ単位は落とす。
スクーリング来られなきゃ単位は落とす。
試験で点数とれなきゃ単位は落とす。
(レポートと試験のサポートを親がするのはアリだけど、スクーリングはどうにもならんと伝えられました。うちは全て子にお任せ予定だけど)
どなたかが通信制高校は不登校のサポート校ではない!勘違いすんなと言っていましたが、
その通り。あくまでも高卒資格を得るところ、ですよね。
でも、高校生になったら変わりたいと思っている子に、変わりたい部分を親と一緒にサポートをしてくれる学校もあるんだ、というところです。
あくまで、学校に預けて安心ではなく、
我が子をどう支えて自立させていくか?
だなと思いました。