久しぶりの更新です。


娘の体調は、一進一退で

本人なりに頑張っていると私には見えるけれど

娘本人は、思うようにいかない自分の体にイラつきながらも

「アタシは、しぶといのよ!」という根本精神だけを支えに

暑さと戦っている。


一日の中で、自分なりに考えた予定の3分の2くらいクリアできると

すこぶる機嫌が良く、布団に入るが

気分良く布団に入っても、次の日は、どうなるかわからない。

朝、起きたときの体調によって、その日の行動を決めなければいけない

という、全く、先の予定が立たないことへの不安を、娘は感じているようだ。


私にしてみれば

随分と自分の体力のコントロールができるようになってきたと思うのだが

それは、病気が治った、元気になった、のではないので

「この先ずっと、こんな体調が続いたら、いつになったらアタシはこの家を出られるのだろう」

とか、言っている。


そうか、できるだけ早く家を出たいのか。

それは、この家がイヤなのではないのだ。きっと…

多分、外の世界へ出たいのだ。

この土地、地元という狭い世界、公立の小・中学しか知らない

それが、たまらなく嫌だ、と娘は思っている。


だから、外に出るために、今、彼女なりに準備をしているのだが…


まだ15歳そこそこなのに、何もそんなにあせらなくても

これから長い人生、ゆっくり歩んでいけばいいんだよ。

なんて、アドバイスは、娘には効かない。


やりたいことがたくさんある。

こうなるためには、今はこうして、これをしておかないと

などと、カンタンな人生設計があるようで

そんな話になると、私は正直、聞いていて疲れてしまう。

否定はしないけれど

「こんな体調の中で、どうして、そこまで頑張るのだ」

と娘にブレーキをかけそうになる。

黙ってるのが精一杯である。


体質や性格は、そうカンタンには、なおらないから

きっと、娘は、一生苦しみながらも

試行錯誤して、自分の道を見つけていくのだろう。

親としては、少しでも「社会に貢献できる人間」になってくれれば

それが、どんな状態であっても、それで十分だと思っているが

その自立さえ、いつになるのか、保障できないような気がする。


なんて、アタシがあきらめ境地になっていることが

一番娘の足を引っ張ることになるのだけど…


暑さのせいもあり、私自身も弱気になりがちな今日この頃。

娘の前では、淡々と家事をこなしているけれど

心の中では、娘の体調に一喜一憂している、という情けない母である。


娘は、どんなに不調に陥っても、

「今度こそ、再起不能か」とアタシが感じても

気がすむまで十分休養すると、必ず復活して、再び活動を始める。

これが若さなのか!


だから、私は、自分の不安な気持ちを、娘に気づかれないように

私自身、今やるべきことをこなしていく毎日である。