このあと御殿場線の松田駅ホームに上がって、富士山に向かって缶ビールで乾杯!

 16:55松田発、【JR東日本御殿場線国府津行き】、17:08下曽我駅に着いたが列車交換の下り電車が来ない。鶴見あたりで事故があったらしい。ホームに出てきょうの富士山の見納めである。

 きょうの富士山一周ぐるり鉄路の旅は、半分失敗だったと言わざるをえない。
 身延線で甲府に近づいてからは、富士山は逆光の位置にあった。一時的なことではない。こちらの進行に合わせて太陽も富士山の向こうをぐるぐる回り、午後はずっと富士山が見えているのか見えていないのかも判別できない状態だった。
 そして重ねて言えば、京王線とJR相模線は初めての乗車区間であり、事前のロケハンなしで完成度の高いリポートを期待するのは無理であった。  
 もう一つの失敗はデジカメの電池切れである。
  前夜から十分充電しておいた積もりではあるが、甲府を過ぎて電源を入れると、ギュルーンと鳴いて「電池の残量がありません」と表示されるので、カメラレンズを通して被写体を探すことができなくなった。カメラも草臥れているようだ。
 次のチャンスは、早くて春の青春18きっぷの時期になるが、天候判断のむずかしい時季になるだろう。(つづく)