ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力  帚木蓬生(精神科医、作家)・著


・ネガティブ・ケイパビリティ

詩人のキーツが作った概念で、後に精神科医ビオンが再発見した。


・ネガティブ・ケイパビリティとは

負の能力もしくは陰性能力

「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」あるいは

「性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力」を意味する。

宙ぶらりんの状態を回避せず、希望を持ち続けて、耐え抜く能力。逃げ出さず、その場に居続けられる。

思い通りにならなくても耐える力。

人に対しては、相手を思いやる心を持って見守る、相手によりそう事ができる。共感する。


反対にポジティブ・ケイパビリティとは

問題を解決しようとする能力

今の学校教育や社会の主流の考え。

人は分からない事があると、不安になるので、すぐに問題解決をしようとする。マニュアルが多いのも、この考えから。


・私は真のネガティブ人間不安であるが、ネガティブ・ケイパビリティの考え方はそれ(ネガティブ)とは違う考え方らしい。

私は分からない、納得できない事が発生すると、不安になる性分で、すぐ白黒つけたがる、グレーだと納得いかないよーって時がよくあるショボーン

常に不安で子育て、仕事、家庭の問題の中で苦しんでいる💦

今は仕事の問題で苦しい、辛いよ〜えーん


でも、この本を読んで、人生には自分の力では解決できない事の方が多いのだから、そのままで良いんだという事を知ったのよひらめき電球

「日薬」とい言葉が本の中にあった、時間が解決してくれる事も多いにあると思う。


すぐには、自分の凝り固まった考え方を変えるのは難しいと思うが、少しずつネガティブ・ケイパビリティの能力を身につけていきたいスター

問題、困難、悩みが出てきたら、ネガティブ・ケイパビリティを意識しようと思うニコニコ