エンラージ株式会社代表の上領です。
今回は、生前贈与と贈与税の配偶者特別控除について書きたいと思います。
お客様からよく言われる質問、不動産の生前贈与ってどうなのですか？
生前贈与の方法として、贈与税の配偶者特別控除ご挙げられます。他にもありますが、今回はこの事について書きます。
父親名義の建物の持分を母親に一部贈与する場合で考えてみます。
※父親に財産が偏っている場合です。
贈与税の配偶者特別控除を利用すると相続税と同じ贈与税の評価額で2,000万円まで、基礎控除と合わせれば2,110万円までは非課税で贈与することができます。
条件としては、
•婚姻期間が満20年以上の夫婦
•現在住んでいる居住用の不動産の贈与であること
•贈与を受けた翌年の3月15日まで居住し、以後も引き続き居住する見込みであること
贈与時に非課税であるメリットと、相続時の財産もその分減らすことができます。
お金であれば毎年110万円ずつ非課税の範囲で贈与することは一般的に知られていますが、不動産の場合はそうも行きませんので、こういった対策をすることによって相続税の負担を軽減出来る方は多いのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
エンラージ株式会社代表
上領貴文