心学「困った時」
人生に於いて困った時こそ、人間性が観える。
困った原因を人の所為にする人間、
困った原因を自分の心に探す人間。
困った原因を自分に求め、それを省みて、
改善するように心掛けて実践を努める人間。
好調の時はそのような配慮はしないが、
好調不調は陰陽の法則であるから、繰り返し自分に訪ねる。
天地自然の道理は陰陽であり、成功失敗、幸不幸が、
繰り返し自分を鍛えに来る仁の応現。
全ては自分自身の為であり、打てれ強くする修練。
困った時こそ、自分が成長する好機、
その道理が修徳できれば、艱難辛苦に感謝の心が持てる。
困った時は人生の半分はあると思うのが道理。
朝と夜と同じように時が経てば、それぞれの好機は来る。