心学「息」
息は「自らの心」と書く。
心が落ち着いていれば 息も安定する。
心が荒れていれば 息も荒い。
心が揺れていれば 息も乱れる。
心を落ち着かせるようとするならば、
静坐をして、深呼吸を行うことである。
また、話し相手の心を観る場合は、
呼吸の深浅を観れば良い。
普段も意識できるならば、深呼吸の習性をつける。
深呼吸の後、間を置いて、会話を組み立て、
早口を避け、ゆっくり話すのが良い。
日々、心の修練によって自分自身の心身が変わり、
疲れが少なくなり、心も安定する。
自らの心と書いて「息」、まさに漢字哲学である。