今週は仕事で山形県の新庄に行ってきました。
そこで食べたのが「納豆汁」です。


東京の納豆汁は、味噌汁にひきわり納豆とネギをいれたものがほとんどだと思いますが、山形の納豆汁はちょっと違います。
すり鉢で2時間くらいかけて納豆をすり潰して、山菜やキノコをふんだんに入れるのが山形流だそうです。なので、どれだけお椀の中を探してみても納豆の粒は見つかりません。


これがまたウマイ!
納豆の臭みがいい感じに風味に昇華していて、山菜・キノコから出るのダシも相まって、納豆好きの私にはたまらない逸品でした。しかも、とても体が温まります。
お店のお姉さん曰く「納豆汁の素も売ってるけど、やっぱりちゃんと自分ですり潰さないとこの味にはならないね」とのこと。とても手間暇のかかる料理なのだそうです。


山形では、お正月にはこの納豆汁を大鍋で作って食べるそうです。雪が深々と降る中、お餅をほおばりながら納豆汁で体を温める。。いいですねぇ。なんか情景が浮かんできますねぇ。


これ、東京に持ってきて「納豆汁定食」で出したらウケると思うんだけどなあ。豚汁定食というメニューもあるくらいですし。ヘルシーな上、食物繊維たっぷりですので、女性にウケるかもしれませんね。


ちなみに、もう一つ「がっき」という郷土料理をご馳走になりました。これは牛、または馬のすじ肉の煮込みです。馬バージョンをいただいたのですが、臭みは全くなく柔らかくなっていて、これもとてもウマかったです。
(↑ダジャレではありません。念のため)