モチベーションアップ 組織の2つのタイプとは | 社長力アップの専門家 安室元博  高収益経営実践講座

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最短10ヶ月で高収益経営を実現した「社長力アップの専門家」の安室が渾身のネタを披露します!

今年の春は気温が低い日が続き
桜の花が永く咲いていました。
 

満開の桜は美しく素敵なのですが、
散ったあとの木からは
そこはかとない寂しさを感じます。


「組織には2つのタイプがある」


毎月のようにリーダー研修を
やっていて常々感じるのですが、
組織には、2つのタイプ(型)が
存在するようです。

それは、

「チーム型」と「作業グループ型」

組織の悩みとして
次のようなことを耳にします。

個人ワーク中心で一体感がない
 

問題を個人が解決することを
常に求められる
 

新しい取り組みや変化に抵抗する

この状態は組織が
チーム型ではなく作業グループ型化
している可能性が高いです。


作業グループ型とは
 

そこにいるメンバーが
それぞれを作業分担で
業務を進めている状態です。
 

この作業グループ型が一概に
悪いというわけでないのですが
「作業グループ」は「チーム」では
ありません。

「チーム」とは、
 

チームワークを重視し
チームのビジョンや目標に向かって
協力して仕事を進める組織です。
 

個人の役割もありますが、
チームの状況によって
柔軟に対応します。
 

メンバーが主体的に関わり
決まった通りに進めるよりは
変化や知恵を模索します。
 

そして、新しいことに
チャレンジする姿勢が
優先されます。
 

そのため、誰かのミスは
他のメンバーがカバーします。
 

そして、
新しいメンバーが加われば
先輩が教育します。
 

メンバーの関わりかたは
「かけ算」といえます。


一方で苦しんでいるリーダーの
組織は作業グループ型化している
と言えます。

個人の作業分担が示され
まずそれをキチンと行うことが
優先されます。
 

組織の目標よりは個人の
責任範囲に重きを置きます。

メンバーの関わりかたは
「足し算」ですから
 

誰かのミスは迷惑です。
 

新しい取組みや変化が生じると
自分の作業が増えるので
嫌がります。
 

新しいメンバーの指導も
自分の作業が止まるので
嫌がります。
 

だから、
必要以上に他人に関わりたくありません。

これらは作業グループ型の
典型的な悪癖です。

このように
チーム型と作業グループ型では
根本的な違いがあります。


最大の問題は、実態が
作業グループ型にもかかわらず、
チーム型の成果や状態を
求めてしまうことなのです!

このギャップに多くのリーダーが
苦しんでいるのです。


本質を言えば、
作業グループ型の延長が
チーム型ではありません。

もし、あなたの組織が本当に
チーム型を志向するのであれば
次のことを最優先に
考えなければなりません。

まず、あなた自身が
本当の「リーダー」であること
 

本当のリーダーは
チームのビジョンや目標を示して
メンバーと共有します。

それが曖昧で、
日々の作業指示しかしなければ
それは本当のリーダーではなく
作業グループの職長(作業指示者)です。

さらに、
メンバーとの信頼関係を構築し
リーダーの意図することが
メンバーに伝わる関係を作ることです。

もし、あなたが自分の組織について
何かしらの悩みや課題を感じていたら
チーム型への転換に
取り組まれることをお勧めします。


このチーム型と作業グループ型の
組織の2つのタイプについては
とても重要なテーマだと思っています。
 

この先も掘り下げていこうと
考えていますので、
あなたのご意見をお聞かせください。



最後までお読みくださりありがとうございます。