がんにならないための食育検定 初級編 Chapter-06.01 | emuzmのブログ

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私は、健康を食によって取り戻すパーソナルヘルスコンサルタントの卵です。

パーソナルヘルスコンサルタントの学習を進める中で、癌に食育が大きく関わっている事を感じ、さらに理解を深めるために癌に特化した勉強を始めました。

これから、その学習内容についてお伝えしていきたいと思います。

 

この講座の講師はナグモクリニック総院長の南雲吉則先生です。

テレビなどでご覧になった方も多いと思います。南雲先生は2015年、60歳以上の生き方が輝いている人として『第1回プラチナエイジ授賞式』にてプラチナエイジストを受賞されています。

特に乳がん治療に関しては第一人者で、多くの患者様に携わってきています。

 

 

Chapter-06:

   がんVSミトコンドリア

 
突然、化学式!
何だか、いきなり難しい勉強になった?
C6H12O3 → 2(C3H6O3)
これ、ブドウ糖は2つの乳酸です、という化学式だそうです。
ブドウ糖は代謝によって2つの乳酸になるのです。
地球上のありとあらゆる営みがこの代謝を行なっています。
・原核生物 (細菌など原始的で核を持たない生物)
・嫌気的解糖 
・無酸素運動
・白筋(アウターマッスル)
・ふるえ熱生産
・がん細胞
・ヨーグルト  ……などなど
 
例えば原核生物
ブドウ糖を乳酸に変える嫌気的解糖をしています
・C6H12O6 → 2C3H6O3 + 2ATP
ATPというのはエネルギー通貨です
ブドウ糖が壊された時に、2個のエネルギーがわいてきた、ということになります。
糖を壊す生物がいる反面、糖を作ろうとする生物が存在します。
葉緑体という藻の一種です。
二酸化炭素と水と日光からブドウ糖と酸素を作ります。
そう、光合成です。
光合成によってC6H12O6 + 6O2 が作られました。
この酸素とブドウ糖を使ってエネルギーを創り出しているのが「ミトコンドリア」です
嫌気的解糖と違い、酸素を使うことによって、莫大なATPを産出する事ができます。
嫌気的解糖が2ATPであるのに対し、38ATPです。
動物、植物、カビがこのミトコンドリアを細胞の中に取り込みました。
もちろん、人間の細胞にもミトコンドリアが存在します。
ミトコンドリアは元々は私たちの身体の中に住んでいなかった別な生物と考えられています。
何故なら、ミトコンドリアのDNAは私たちが両親から受けっとっている遺伝子と全く別な遺伝子だからだそうです。
ミトコンドリアとは私たちの身体の中に共生している別な生命体と言えます。
そして、糖だけでなく、タンパク質や脂肪まで分解します。
 
ではそのミトコンドリアががん細胞とどのような関わりがあるか、次回書かせていただきます。