事務所に篭城って・・・。


私は、何がなんだかわかりませんでした。
もはや、私の知ってる常識では図りえない事態が起こっていると

感じ始めてました。


弁護士先生以外に、心強い助っ人が登場しました。
社長が経営塾で知り合いになった、コンサルト会社の社長さんです。
一度、講演会用の話を聞かせていただきましたが、もの凄いバイタリティを

持った社長さんです。


全国をコンサルタントして回る社長さんの情報網は凄くて。独自に

調べ上げたそうです。


「ヤツはプロの詐欺師じゃ!」


コンサルタントの先生は言いました。
話によると、北海道で譲ってきた会社とか嘘で
北海道でも、まったく同じ事をして、ばれて、逃げてきたとの事でした。


西新井との折衝は、少しずつ進んで、条件が提示されてきました。


I を解雇したいなら、

社員、パートの全員解雇。
月給+ひと月分の給料。
以上を現金手渡し。


という、条件でした。

全員解雇って、西新井の連中はいいとしても、本社は関係ないじゃん!
私は、思いました。しかも、4月に入った新人くんは、何も知らず、

かわいそうです。


ところが。よくよく話を聞くと、西新井に行った人たちは、I 側に完全に

懐柔されてました。
あの、新人君ですら話し合いに好戦的になり敵意を向けてくると。
社長は、かなり精神的にダメージを受けてました。元私の仕事の

サポート担当だったシングルマザーの豹変振りには、驚かされるばかりで、

完全に I の女になっているようでした。


さらに、本社の社員二人。勤続10年の女性と大学生のころからの

男性社員。この二人も、完全ではないにしても
心が、I の方に揺れているようだ。と、社長は言いました。


話し合いをすると、こっちの情報が筒抜けになってるらしく。
盗聴器の存在を、疑いました。

盗聴器の捜索は、私が持ってた、レシーバーでスキャンしてみましたが、

それらしい電波は出てませんでした。


秋葉でも、聞いてみましたが、電波はそんなに遠くに飛ばないし、

録音した物を、回収するやりかたは成功しないと言ってました。


事務所中、探してみましたが、怪しいものは何も出てきませんでした。

中堅女性パートの女の子は、休みがちになってました。


盗聴を意識しつつ、本社社長陣営は弁護士とコンサルタント社長と

作戦を練ってました。


そして、いよいよ方針が決まりました。


全員解雇する。金銭面の条件も受け入れる。
しかし、I には一銭も渡さない!
というものでした。


8/26(月)西新井に乗り込むので、私に同行してほしいと、社長に言われたのでした。


北から来た男⑦