「西郷どん」方言④|「わい」と「おい」 | 週末のトリゴニア。【ほぼAFTERSCHOOLブログ】

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今日は「おい」「わい」について。


「おい」は「俺」、つまり「私」のこと。

対して
「わい」は「おまえ」、つまり「あなた」のこと。


え? 「おいが自分で、わいが相手?」と思う人も多いでしょう。


一般的には「おい」は、相手や誰かに対して声をかける時に使う言葉。
そして、「わい」は自分のことを指す、つまり一人称。
そう、ドカベンの岩鬼がよく使うあれだ。


しかし、鹿児島弁では
自分のことは「おい」と言い
相手のことは「わい」と呼ぶ。


Q「誰がすっと?(誰がするんだ?)」
A「おいがすっで(俺がするから)」

と言ったり

「わいがゆなっ!(お前が言うな!)」

と言ったり。

一般的な感覚とは逆に「おい」と「わい」を使います。


「おい」は主に男性が使う一人称。
女性の場合は「あたい」と言います。
男性が「あたい」ということも多々ありますが。

「あたい」は、まだ「あぁ、私のことね」と理解してもらえると思います。


相手を指す言葉ですが「わい」の他に「おはん」も使います。
「はん」だけの場合もあります。

さらに、もう少し丁寧になると「おまんさあ」と言います。
これは「お前様」ってことでしょうかね。
「様(さあ)」ですね。



さて最後に「おい」と「わい」を使った鹿児島の早口言葉をば。

わいが おいに わいちゅで おいも わいに わいちゅうとよ
わいが おいに わいちゅわんければ おいも わいに わいちゅわんとよ


「わい」と「おい」が入り乱れて
スクランブル交差点状態…

意味は…

お前が 俺に「おまえ」って言うから 俺も お前に「おまえ」って言うんだよ
お前が 俺に「おまえ」って言わなかったら 俺も お前に「おまえ」って言わないんだよ



ぜひスラスラ言えるようになってください。