ドラマでも必ず出てくるであろう「こそあど言葉」、
つまり“指示語”。
今日は鹿児島弁のこそあど言葉について。
概ね以下の表のような感じになってます。
※地域や年代によって多少の差異はありますが…
【例文1】
標「ここに来なさい」 → 鹿「こけけ」
こけ(ここに)+け(「来い」の命令形)
【例文2】
標「それは何ですか?」 → 鹿「そわなんな?」
“そわ” :「そいは」の転訛
【例文3】
標「あの野郎め!」 → 鹿「あんわろがっ!」
※鹿児島弁では「野郎」は「わろ」と言います。
【例文4】
標「どれでも100円だよ」 → 鹿「どいでん100円よ」
ちなみに「〜でも」は「〜でん」となります。
「私でも出来る」→「おいでんでくっ」
「どれだけでもいいよ」→「どひこでんよかど」
あっ、例文中に「こけけ」が出てきたので、次回は
「こけけ」について説明したいと思います。