対応する音源もないのに安かったのでぽちって分解してみましたw

分解して戻すのがそれなりに大変ですので、自信の無い方はマネしないでください(というか分解は自己責任でお願いいたします)。

相変わらずの手抜きなので、画像は無しです(ひょっとしたら後で撮るかも知れません)。
~2022/3/26 追記

少し画像入れました。

~追記終わり
 

外観はでっかい18インチシンバルですw

 

打感はラバーなので違いますが、サイズ感はまんま生ドラムのライドと同じような感覚で叩けます。

 

ベル部分がボウ部分とパーツが分かれている以外は表面上は他のVシンバルと同じですね。


パッド裏面のカバーの中に色々入っているのですが、シンバルロッド穴周囲のネジ4本を取るとカバーが外れます。
 

ただしカバー側に制御基板が付いているので、カバーを完全に外すためにはコネクター(左右ピエゾ、ベルピエゾ、ボウピエゾ、エッジセンサー、静電容量式センサー、FUNCボタン基盤、USBケーブル、詳しくは後述)がささっているので、全てを抜く必要あります(引っ張るだけですが)。

基盤はネジ3本でカバー側に固定されています。
 

USBケーブルは2本のネジで別のカバーで固定されています。
 

カバーは本体カバーに横から差し込まれているだけですので、引っ張れば抜けます。
 

このカバーの中にはフェライトコアがケーブルを挟んで入っています。
 

 

基盤上にはいくつかのICチップとチップコンデンサー・抵抗などが載っています。

FUNCボタン用の基盤上にはボタン以外にはコネクターがあるだけです。

感度と打点位置検出は左右両端にある小さいピエゾ2枚と、カバー内部にあるボウ用ピエゾ1枚で行っているようです。

ボウ用ピエゾは、これまでのパッドだとパッドの中心とエッジの間にあったものがベル部分(パッド中心寄り)側についています。

なおベル部分は別のベル専用のピエゾで打撃を検知しています(後で書きます)。
 

~2022/3/26追記

ボウ用ピエゾがベル部分についているのは、おそらく静電容量式センサーの範囲に金属があると誤作動するためだと思われます(ベル部分はこのセンサーの範囲外になっています)。

 

ちなみに説明書にも金属やカーボンスティックは(おそらくこのセンサーの)誤作動の原因になるので使用しないように記載がありました。

 

使用されている方は打撃面には金属(シンバルロッドやジャック類)は近づけないようにしたほうがよさそうです。
~追記終わり
 

 

左右のピエゾと基盤とはカバーで覆われた細いリボンケーブルでつながっています。
 

カバーは両面テープで貼ってあるだけなので手で簡単に外せます。

ベル部分はカバーを外すと周囲6か所にゴムのピンが少し出ているので、そこをドライバー等でつっつくとベル部分がフレームごと外れます。
 

ベル部分はエッジセンサーのようなメンブレン式ではなく、ピエゾ1枚が付いています。

なので、今までのベルはどこを叩いても同じような音しか出せなかったのですが、ダイナミクスが結構付けられそうですし、この部分でも打点位置検出ができそうな気がします(が実機が無いので未確認ですが)。

ベル自体はゴムのピンだけを経由してパッド本体に固定されているので、ボウ側にはベル側の打撃が伝わらないようになっています。


なのでボウとベルは独立して打撃を検知しているようです。

ボウを触れるとチョークするセンサー(静電容量式センサー)はシールドのようなもので基盤からパッド表面にコネクタでつながっているようです(パッド表面のラバーをはがしていないので未確認ですが)。

カバーを再度取り付けるには、コネクターを差すのに斜めから狭いスペースに手を入れないといけないので、とても面倒です。
 

基盤をカバーに固定しなければ簡単に差せるのですが、その後基盤を固定するのにネジを回すスペースがありませんw
 

製造時にはおそらく先に基盤・カバーを取り付けて、その後にセンサーを取付けているのだろうと思います。

ちなみにエッジセンサーのカバーはピンと両面テープで固定されているので、ピンを外し、手でカバーを引き上げれば外せると思います(が、他のパッドと同じ構造のようなのでやっていません)。

ただし、エッジセンサーはエッジショットだけでしか使用していない気がします(エッジのチョークは静電容量式センサーで検出している気がします)。

ケーブルはUSB TYPE Aですが、PCに接続するとオーディオデバイスとして認識されます(Windows10でのデバイス名はCY-18DR)。
 

海外サイトの情報だと、パッドを叩いたり、チョークしたりするとMIDIメッセージがPCに出力されるようです。

 

ただし打点位置情報やチョーク等はMIDIのCC(Contorl Change)メッセージで出力されるようなので、PC側のDAW等で受ける場合はCCを解釈できるようになっていないと使えないようです(FDやVHシリーズのオープン位置と同じ感じですね)。
 

2022/3/26追記~

PCに接続してモニタするアプリでMIDIメッセージが出力されていることは確認できました(メッセージの詳細は未確認ですが)。

追記終わり~


なので、音源と接続した場合もおそらくMIDIメッセージを介して音源と通信しているのだと思います(音源側はUSBホストのはずです)。

ということは、ひょっとしたらTD側のUSBホストはUSB MIDIインターフェイスなのではなどと妄想したりもしました。

デジタルパッド対応の音源(TD-50 と TD-27)以外ではUSBコネクタはもちろんない上に、信号も全く違うのでやっぱりそのままでは使用できません。


が、これまでのCYと同じように必要なセンサーとジャック類を追加で取り付けて、エッジセンサーを共有させたりすればベル以外は使用できるようにはなると思います(が、そこまでして使うメリットはないとは思いますが)。
 

 

もはやダレトクの極みのような記事になってますがw、想像だらけの雑記でございました。