その21の1の続きです。

 

というかトラブル対応ゼロでパーツレビューのみになりました汗

 

 

・Z軸バックラッシュアジャスター取り付け(Ender-3)

Z軸スクリューロッドのネジにかみ合うX軸側のナットとのガタを小さくするためのパーツです。

原理としてはスプリングの力でネジを押し付けてネジ溝のガタを減らすものです。

効果があるかは疑問だったのですが、安いパーツなので(aliexpress で1個100円代)w、Ender-3で取り付けて前後を比較してみました。

結果はなんと、ガタがスッキリ解消されました!

と同時に、元々付いていたX軸側のナットのネジのガタが大きくなっていたことが分かりましたorz

というのも、稼働初期の頃はここまでガタは大きくなかったので、どうやらナット側のネジが摩耗していたようです(交換直前はエクストルーダを手で上から押すとX軸全体がスルスルとベッドに向かって落ちるのですが、初期の頃は押しても下がりませんでした)。


↑はナットの画像(左が新品)ですが、相変わらず汚い画像なのでorz、右側の方がまぁ摩耗しているかな?という気がする程度ですが、実際にスクリューロッドに差し込んでグラグラさせるとはっきりと分かりましたw

ちなみに私のEnder-3はZ軸スクリューロッド上部を固定するパーツを取り付けていません。

この状態でZ軸上部にノブを取付けてグルグル回しまくっていたのでw、ロッドが左右にブレまくって、弱い真ちゅう製ナット側のネジ溝がだんだん削れていったのだと思いますo..rz

なので、Z軸の上にノブを取り付けて手でグルグル回しちゃう人はA10のようにスクリューロッド上部を固定するパーツはあった方が良いですね。

プラス、このバックラッシュアジャスターも取り付けておくとナットのネジ溝摩耗によるガタもある程度減らすことができると思います(が、摩耗してきたら交換した方が良いとは思います)。

ということで、このパーツは「ネジのガタが小さい稼働初期の頃は効果は薄いが、徐々にナットのネジ溝が削れてガタが大きくなってきた時に真価を発揮する」ものだと感じました。


・レーザー彫刻ユニット取り付け(Ender-3)

3Dプリンタで木・プラスチック・アルミ板にレーザーに彫刻できるようにするパーツです。



aliexpressで3000円ちょっとでした。

エクストルーダの金属カバーにマグネットでレーザーユニットをくっつけて、XY軸を動かしてベッドに載せた板の表面をレーザーで焼くという原理です。

危なそうな光線を出すものを磁石でくっつけるだけというのはとってもアレな感じですが(保護メガネはついていましたが)w、まぁそれは置いておいて、使えるようにするまでにつまづいた部分を書いてみます。

説明書ではノズルファンをボードのコネクタから抜いてそこに差すようになっていたのですが、いちいちボードのカバーを外すのが激しく面倒です。

なので、エクストルーダ側のノズルファンの配線の間にコネクタを付けて差し換えできるようにしました(製品によってはケーブル自体が分岐タイプになっているらしいですが、私のは多分バッタもんだから不思議なことにありませんでした)。


焼きたい画像を取り込むとプリンタに読み込ませるGCODEのファイルをはき出してくれるアプリがCrearityのサイトからダウンロードできるようになっています(私のレーザーユニットは多分Creality製ではないですが、それを使えと説明書に書いてありましたw)。

ダウンロードするためにはメンバー登録が必要になっていたのですが(2021/10現在)、メールアドレスだけで登録できました。

取り付け・設定は薄い説明書wに従って行いましたが、説明書通りではレーザーの焦点をしっかり合わせても焼きが弱かったです。付属していたテスト用のベニヤ板でもうっすらとしか焼けませんorz

ネットで調べると、


(1)データが悪い
(2)焦点が合っていない
(3)使えない板(鉄板など)
(4)レーザーユニットへの電圧が低い
(5)レーザーユニットのZ軸が高過ぎ

 

辺りが原因らしいです。

私の場合は(5)でした。

説明書指定の高さ(100mm)だと、焦点をしっかり合わせてもどうにも弱いようでしたので、50mmに下げて焦点を合わせたところようやく焼けました。

ただ、画像を取り込む際に濃淡の調整をするのですが、薄い部分は出にくい傾向だったので、なるべく濃い目にした方が良いようです。

オートレベリングを導入していると原点位置がベッド中心になるので、説明書通りにAutoHome後、Z軸の高さを50mmにMoveした後、開始位置左手前にノズルを手で移動させても、焼きを開始すると更に勝手に左手前に移動してゴガガガしましたorz
 

おまけにAutoHomeするとノズルより下にはみ出したレーザーユニットがベッドに当たってズレますw

AutoHomeなしで手でノズルを左手前に移動させてとりあえず上手くいきましたが、果たしてこれで良いのかは分かりませんがorz

あとアプリがかなりイケてなくて、
 

・GCODEのはき出し先に既にあるファイルを指定すると、上書きではなくそのファイルの続きに追記しちゃう
 

・ファイルへのはき出しをキャンセルしてもアプリのインストール先フォルダにあるファイルに勝手にはき出しちゃう
 

・はき出したGCODEの最後にZ軸をベッドスレスレまで下げる操作が勝手に入っちゃう
 

というステキな仕様でしたorz

ということで、何となく3Dプリンターでこういう事したい人はそんなにいないのかも知れませんという感想でした(ガッツリやりたい人はこういうモノは使わないのかも知れません)。


それでは、次回汗と涙と鼻水の最終回にどうぞご期待しないでくださいw