はい、こりずにやって参りましたトラブル対応です(白涙目)。

 

今回はラスボス前の中ボス連戦な雰囲気だったので、次こそラスボス戦(=プリンター全損レベル)がやってくるかも知れませんorz

いっぱいあるので、箇条書き&乱文&手抜き対応気味ですが、ご容赦くださいorz

 

・ベルト交換(Ender-3)
 

Y軸を手で動かすと途中で引っ掛かりを感じたため、ベルトの歯を見てみると一部歯が歪んでいました。

歯の歪んだベルト

 

新品のベルトと比較すると、歪み以外に全体的に歯がやせて伸びていました。

上は新品ベルト、下は古いベルト

 

長時間(数千時間~)稼働のベルトは伸びたり、歯の消耗も大きくなってくるようですので、時々チェックは必要ですね。

あとY軸のベルトはベルト両端にかしめてある真ちゅう製のパイプで、ビルドプレートのフレームの溝に引っかけてあります。

真ちゅう製のパイプは再利用できなくはないですが、外すのにラジオペンチ2本で引っ張ってカシメを緩めたりと力がいるので新品交換が楽かもですね。
 

あとベルトの中にはワイヤーが入っているので、ニッパーで切ると歯が傷みます(傷んだ上に切れませんでしたorz)
 

なので100円ショップで売られているカード切り用の波歯ハサミで切り傷んだハサミはポイしました。


・ノズルファン異音、ヒーター断線(A10)
 

造形途中にキーンという耳に刺さるような音が出るようになったためエクストルーダを分解しました。
 

ファンの一部がおそらく溶けた樹脂に触れて一部歪みが起きていたようなので、歪みがある部分を整えて(はみ出す部分をカット)しておきました。
 

その直後、ヒーターが加熱できなくなったので、エクストルーダ周りの配線を調べたら今度はヒーターが断線していましたorz
 

エクストルーダ周りを分解していたので、ヒーターの線が何度もストレスがかかったことで断線したようです。
 

A10のヒーターはエクストルーダにある基盤に差さっているのですが、基盤の場所とコネクタの向きが素晴らしく良くなくて、渦巻きのように270度曲げて差さっているためストレスが大きいのだと思います。
 

はんだ付けで直そうと思ったのですが、ヒーターのケーブルは短いのと熱源に近いので、予備のEnder-3用ヒーター(24V 40W)の線を短くカットして取り付けました。
 

実はその前に誤ってM508用の12Vのヒーターを取付けてしまい、加熱時に温度が20秒足らずで250℃オーバーに上昇(スゴーイorz)して不安定になったのはヒミツですはぁと
 

ヒーターはamazonで同型を調べたのですが1本1000円近くするものしかなかったため、aliexpressで1本250円×2本を注文しました(最安送料無料で98円wもあったのですが、到着が遅いので送料別途のストアで購入しました)。

 

・エクストルーダモータ断線(Ender-3、A10)
 

エクストルーダをダイレクトタイプにしているのですが、モータのコネクタ側の配線がZ軸フレームに触れやすくなっていたため、コネクタ内で配線が断線しました(モータが時々止まるようになり、コネクタを触ったら断線部分から煙がでましたw)。

コネクタの向きを変えれば良いのですが、ダイレクト化した際の造形パーツを直す必要があり面倒なので、コネクタから出た配線をZ軸に触れないように曲げてナイロンバンドで束ねました。
 

あとX軸のエクストルーダの移動で配線が引っ張られるのも断線しやすいのかも知れません(Y軸の移動でヒートベッドに入る配線の根元が断線しやすいのも同様ですね)。

 

・予熱温度設定変更(Ender-3)

 

造形前にPLAの予熱(PREHEAT PLA)するときになぜかノズルファンまで全開にされていたため、加熱が遅いことが判明しましたw

Marlinのconfigration.h内にPREHEATの行があったので、修正してファームを入れ替えするためにArduinoからリコンパイルしたのですがコンパイルエラーで通りません。


エラーの内容は「u8glibライブラリが重複している」というもので、marlinフォルダのu8glibを消したりarduinoフォルダ側の方を消したりしても解消しません。
 

仕方ないので、arduino自体をアップデート(⇒1.8.16)してみたらなぜか解消しましたw
 

バージョンが上がるとライブラリの仕様(関数の引数や型など)がコロコロ変わるようなので、ライブラリのバージョンを上げた場合(上げた記憶がないけどww)はarduino自体のバージョンも上げた方が良いのかもしれないですね。
 

最近はソフト側を全然触っていないのと、調べるのが面倒になってきたのでorz、もっと違う原因かもしれませんけれど。


というか3Dプリンタでコンパイル・ファーム入れ替えなんて、安定稼働したら壊れたりしない限りず~~~っと触らないし(=触ると不安定になりそうだからイヤw)、というか私みたいな人いっぱいいますよね!って自己フォローなんてしないんだからね!汗

あと新バージョンのArduinoでsanguinoボードを追加したら他のArduinoボードがArduino AVRの中にまとめられたのはAVR managerをボードマネージャからインストールした(記憶がないけどw)からのようなのでいきなりボード選択リストが変わってしまっても私みたいに慌てないように(な…何を言ってるのかわからねーと思いますが、もう適当な対応でホントゴメンナサイ)

がしかし(まだ続くのか)、ファーム入れ替えしてもPREHEAT PLAの内容は変わらずorz


調べていたら実はEEPROM内に温度設定が保存されていることが判明。

 

Repeatier Host のコンソールからGCode

 

M145 S0 H215 B60 F0
 

を送って(0番(=PLA)のホットエンド215℃ ベッド60℃ ファン速度0)に変更し、M500で保存して解消しました。
 

ということで長々と対応したのにファーム入れ替えしなくても良かったという結果でしたo..rz

ちなみに(まだ続くのか)、arduinoをアップデートする時にmicrosoftストアから新規インストールしたのですが、従来のSetupでインストールした旧バージョンが残ったままになりました。
 

旧バージョンは改めてアンインストールしましたが、ストアからアプリとしてインストールするとarduinoのインストールフォルダの中を見るのがややこしくなるらしいので、従来のインストールを使った方が良いかも知れません。

 

・ベッド裏コルクボードはがれ(A10)
 

ベッド加熱・保温対策で裏にコルクボードを貼っていたのですが、ボードを貼り付けている耐熱両面テープの接着が緩んではがれてきました。
 

全部を貼り直すが面倒なのでw、はがれた部分に接着剤を塗って応急処置しました。

 

はがれがもっと大きくなってきたら貼り直しするはずですはがしたままにするかも知れません
 

もっと長時間稼働しているはずのM508ははがれずに、コルクボードがより厚いものを使用しているので、コルクボードのたわみやすさも理由かもしれません。

 

・オートレベリング中にX軸の移動が異常(A10)
 

9点レベリングする際にたまにX軸の移動が途中で止まってしまい、そこでレベリングしてしまうことがありました。
 

そこからX軸を動かすことになるのでベッド外にノズルが移動してゴガガガ発生orz
 

X軸エンドストップの誤作動かと思ったのですが、オートレベリング中しか発生しません。
 

原因は不明ですが、ひょっとしたら近接センサに入れる電源を電源ユニットからメインボードに入るコネクタから直で取っているのと、レギュレータを通してボードへのZ軸エンドストップ信号に電圧を落としているのでノイズが入っているのかも知れませんが面倒なので調査していませんゴメンナサイ


ということで、次回こそ涙と感動の最終回「終わるマイ3Dプリンタ」をお楽しみにグハーo...rz