V-Padシリーズと言われるメッシュヘッド製のパッドは、リバウンドが生ドラムに近い感覚で静音性の高い点がウリです。

ということで、書きたいだけですがその2です。
 
お約束ですが、私の独断と偏見が入っておりますので、ご了承下さいませw
 
 
PD-128、PD-108はPD-125、PD-105の進化版になります。
 
以前の記事にも書きましたが、PD-125、PD-105との違いにリムセンサーの取付位置、交換可能なシェルカバー等があります(詳しくは以前の記事をご覧くださいませ)。

あと、PD-125Xと同じくラックと固定するL字ロッドの差し込みが垂直・水平方向に可能となっています。
 
また、PD-128の後ろにSが付くものはスネアスタンド設置前提のため、ラック固定用マウントレスです。
 
その後ろのBC等の文字はシェルカバーの色だと思われます。まぁ、シェルカバー交換の需要は限定的かなとは思いますが。
 
メリットはリムショットが生ドラムにより近くなった点、デメリットは比較的新しい製品なので中古価格が高めな点かなと思います。なので、積極的にこのパッドを選ぶメリットは低いかなとは思います。
 
中古のメッシュパッドを安く手に入れたい人はPD-125やPD-105で十分かも知れませんw
 
その1でPD-85だけ書いて忘れていましたがw、よく似たモデルにPD-80とPD-80Rがあります。
 
違いはPD-80はヘッドのみのシングルトリガーでPD-80RはPD-85と同じくヘッドとリムのデュアルトリガーで、PD-85ではシェルの色が白と黒の2種類選べて、ホルダーの色がシルバーになってります(他は黒色)。
 
いずれも打点位置検出が可能です。
 
ヘッドも8.5インチで、シェルの形も同じなので、外観はとてもよく似ていますが、PD-80はヘッドのみ発音なので注意しましょう。
 
 
あと、私はまだ使ったことがないですが、PD-140DSというパッドもあります。

PD-128までとは全く違う構造のパッドで、スネア使用前提の14インチ3層メッシュ、中心と周辺3か所にトリガーコーンが配置されていて、打点位置検出等の精度が上がっているようです。
 
また、ヘッドに手が触れていてもリムショットが可能なセンサーが搭載されているようです。
出力ケーブルも従来の6.3mmフォンケーブルではなく、デジタル出力専用のケーブルになっているので、パッド側でアナログ信号をデジタル信号に変換して音源に送っているようです。
 
当然、使用できる音源はハイエンドの新しいモデルに限られ、流通量も少ないため、中古相場は不安定で手を出しづらいと思います。
 
私の感覚では過去の製品でも打点位置検出の精度はある程度出ていますし、リムショットもヘッドに触れさえしなければ問題ないとも思います。
 
それ以前に過去の音源との互換性をバッサリ切り捨てているのが結構致命的なので、ハイエンドな音源を使いこなす繊細な表現を求める人やプロユースにしかメリットは無いかも知れませんw
 
 
キックパッドのメッシュヘッドタイプはKD-80、KD-85、KD-120、KD-140があります。
 
サイズもそれぞれ数字通り、8.5インチ(KD-80、85)、12インチ、14インチになります。
 
また、パッドの裏側にビーターの反発を和らげるクッションがあります。
 
中古品だと、パッドよりもクッションの方が劣化していることが多いです。
 
特にKD-120は20年以上前から販売されているので、程度にかなりバラつきがあります。
 
古いものはクッションとトリガーコーンはまず劣化していると思ったほうが良いですね。
 
また、硬いビーターと足を使うので、メッシュパッドもスネアやタムよりも傷みやすいです。
ビーターの接触部にパッチを貼って使っている人もいるようですね。

ただ、クッションは劣化していてもトリガーコーンのように音が鳴らなくなる訳ではないですが、ビーターへの反発が強くなって2度鳴りしやすくなります。

特にヘッドのサイズの小さい(=リバウンドの強い)KD-80や85はクッションが劣化していなくても2度鳴りしやすいです。
 
サイズの大きいパッドの方がリバウンドが弱いため2度鳴りはしにくいです。
 
ただし、KD-120以上のサイズになると一般家庭での設置には重い上にかなり場所を取りますので、お勧めはいたしませんw
 
また、2度鳴りはパッド設定のリトリガキャンセルの値を増やすことで防ぐことが可能です(踏み込んだ時の2度打ちの感触までは無くせませんがw)。

なおKD-80とKD-85との違いは、KD-85がクッションの素材が変更されている点と、本体色が白と黒の2種類の展開のようです。ただ、私が中古品で使用した感覚ではKD-80とKD-85の違いはよく分かりませんでしたw

メッシュ以外の製品と比較して、生ドラムに近い打感と高い静音性がメリットで、価格が高めで、メッシュのサイズで打感が異なる点と、KD-9、KT-10等の製品の性能が上がってきているので以前ほどメリットがない点がデメリットでしょうね。
 

また、他のパッドでも同様ですが、いずれのパッドも生のバスドラムと全く同じ打感にはなりませんので、ご注意くださいw
 
 
あと、V-Padのほとんどのメッシュヘッドは2枚重ねになっています。
 
一部のモデルには3枚重ねのものもありますが、主に耐久性を上げる目的で複数枚になっているようです(打感も違うとは思いますが)。
 
なお、メッシュヘッドを交換する場合、同じ8インチ同士でもメッシュヘッドの枠の形状等が異なるため、モデル毎に使用できる品番が異なる場合があります。
 
必ず使用できる品番かどうか必ず確認しましょう。
 
その他、生ドラムに取り付ける専用のトリガー(RTシリーズ)や、KD-180なんていう生のバスドラムまんまのモデルもありますが、一般的な家庭では使用機会が少ないと思いますので、説明は割愛させて頂きますw
 
 
以上、長編ダレ得記事でございましたorz