今日から9月
暑すぎてまったくそんな感じはしませんが…
夏休み終了と聞いて毎年思い出す、子供の頃の話です。
子供のときの環境が、大人になってからの考え方に与える影響って大いにあると思うんですが・・・
かなり影響を受けたなと思うのが、小学校~中学校くらいまでの夏休みのこと
毎年、海外に行ってたのですが、
それが家族旅行とかではなく…

当時、事業を営んでいた親族の会社の社員旅行になぜか参加させられていました
社員旅行に社員が自分の子供を連れてくるというのは、ある話だと思いますが、社長が親族(しかも子供だけ)を連れてくるというのはあんまりないですよね。。
しかも。
当時は羽振りがよかったのか? 社員旅行はすべて海外。
ヨーロッパ各国、北米、オーストラリアなど毎年違う国へ…1週間~10日程度。
今考えると、めちゃくちゃいい会社じゃない?
と思う豪華な社員旅行。
それだけ聞くと、子供のころからいろんな国へ行けて楽しそう!って思われるかもしれないけど…
自分にとっては、とくに小さい頃はそんなに楽しいものではなく
普段から習い事や夏期講習など、子供にしては忙しく自由時間が少なかったので…
せっかくの夏休みは、友達とプールへ行ったり友達の家に行ったり、近所で普通に遊びたい!と思っていたし
小学生のころは1週間以上、親元を離れることにも寂しさがあって・・・
家族旅行なら楽しいだろうけど、まわりは知らない大人(会社の社員)ばかり。
子供ながらに気を遣うし、まわりの大人から過剰に気を遣われるのも苦手でした。
社員の方からしても、この子はなんなんだ?と思われていたと思う
旅行は添乗員付きのツアーで、団体用の大型バスで移動。ホテル+食事付き。
現地での食事も全て社員の方たちと食べていました。
行ったことのない国や場所、外国人、食べたことない料理。
初体験のことばかりで、当時の自分には楽しめる余裕はあまりなく…
もっともいやだった思い出が、
夕食の際に、社員の方が旅の感想やらを一人ずつ立ってスピーチする時間があって。
例外なく、子供の私にもその番がまわってくること。
人前で話すこと自体、苦手だったので
何をしゃべったらいいんだろう?
今日はどうか私まで順番がまわってきませんように!
と毎日祈ってたくらい、苦痛な時間でした
小学生の頃は、一言、二言でも許される雰囲気だったけど、中学生にもなると、普通に大人と同じような発言を求められている気がして。
私が勝手にそう思ってただけだけど。
現地でのバス移動中も、今日は何を話そう?
と必死に考えていました
そして。
社員の方の中にも話しかけてくれたり、優しくしてくれる方がいる一方で。
ほとんど言葉を交わさない方も当然いて。
毎年参加していると、自分の中でのお気に入りの社員さんというものがでてきます。
誰にも言ったことはないけど、
その社員さんの一人に淡い恋心を抱いていました
つづきます。