■あらすじ
ペットシッターのアルバイトで、人里離れた豪邸を訪れた盲目の少女ソフィ。視覚障がいを逆手に取り、金目のものを盗み出そうとしていた。ところが日没後、武装強盗が屋敷内に侵入する。目的は、壁に隠された巨大な金庫だ。命の危険を感じたソフィは、視覚障がい者サポートアプリ<シーフォーミー>を起動し、元軍人でFPSゲームの熟練プレーヤーのケリーに助けを求める。圧倒的に不利な状況下、侵入者の攻撃から身をかわしていくも、バッテリー残量は容赦なく減っていき…。ケリーの“目”を失った時、ソフィが生き残る方法はあるのか—!?(メーカーサイトより)
■ネタバレ
*盲目のソフィは、ペットシッターのバイト先で転売目的でワインを盗む。しかしビデオ通話相手の友人カムに咎められ、険悪な雰囲気に。屋敷の外へ締め出された際にはカムに連絡するのが憚られ、視覚障害者サポートアプリ[See for me]に頼る。
*その後、3人組の強盗の侵入に気付いて通報。しかし屋敷は街から離れており、警察の到着までには時間が掛かる。ソフィはアプリで、前回助けられた元軍人でFPSゲーマーのケリーに連絡。
*結局ソフィは強盗犯に捕まるが「自分は盲目で、あんた達の顔も分からない」と主張。強盗犯の目的は、隠し金庫の中の大金。「到着予定の警官は追い返すから、分け前が欲しい」とソフィは訴える。
*そこへ警官が到着。ソフィは嘘を吐き誤魔化そうとするが、ケリーからも通報があり事態が露呈。警官は強盗犯に射殺され、ソフィは警官の銃を掴んで身を隠す。
*アプリで再びケリーへ連絡するソフィ。彼女の指示を受けながら、1人ずつ強盗犯を倒していく。3人目と対峙した時、携帯電話の電源が落ちる。それでも男がスタンガンに手を伸ばした気配を察知し、射殺。
*新たな侵入者の気配に身を隠すと、現れたのは家主の元夫リコだった。彼は「分け前を渡すから金を回収させて欲しい」と話すが、それを拒否するソフィ。照明を消して自分に有利な状態で戦おうとするも、リコに捕まり首を締め上げられる。咄嗟に掴んだワインボトルで相手を殴打。怯んだところに追い打ちを掛けて撲殺、事態は収束する。
*ソフィは視力を失うまではスキーの選手だった。再びスキーに取り組みパラリンピックに挑戦することを決意、ケリーにも報告。ガイド役は一度は険悪になった友人カムだ。母は費用の捻出を気に掛けているが、ソフィは金庫から幾らかの札束を盗んだ様子。
■雑感・メモ等
*映画『シーフォーミー』
*レンタルにて鑑賞
*カナダ製スリラー
*盲目で窃盗常習犯の女が、バイト先の豪邸で強盗に遭遇…という設定上の難易度が高過ぎて、あらゆる展開がご都合主義に思える。加えて主人公が性悪で肩入れ出来ず、スリラーとして厳しい。主人公のバイトが豪邸でのキャットシッターなんだけど、こんな奴に猫を任せて良いのかと甚だ疑問。
*主演のスカイラー・ダベンポート自身、成人後に視力を喪失したそう。