愛車遍歴(その22)BMW M4 Coupé(LCI)※2020.2コメント追加 | M3遣いのブログ

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ライカではなく、BMWのほうです(^^ゞ
日々想うことをまったりと・・・

理由(わけ)あって、1月に22台目の愛車を迎えました。

 

 

 

 

F82 M4 Coupé(2018)6MT(LHD)
Body Color:Azurite Black(BMW Individual)

 

 

 

逆光で撮りにくかった⤵

 

前のM4が2014年式(発売初年度)で、BMWは2017年にLCI(Life Cycle Impulse)いわゆるマイナーチェンジを実施したので、後期型となります。


納車時点での走行距離は370km。新古車と呼んでもいいくらいの距離ですが、新車登録から半年以上経っています。納車時に担当さんから、2,000kmまでは慣らし運転(4,000rpm以上上げない)してくださいね、と言われました。


仕事が忙しくほぼ週末にしか乗れないので、なかなか距離が伸びません。2,000km時点でオイル交換してくれるそうですが、いったいいつになることやら。


LCIの主な変更点を挙げると、
外装
・ヘッド&テールライト廻りデザイン変更(デイライト機能追加)
内装
・マルチディスプレイの高精細化&タッチパネル化


となりますが、実際に所有して乗り比べてみると、いろんな所が少しずつ変わっていることに気づきました。中には改善ではなく改悪?と思われる箇所もありますが、現時点で気づいたものをいくつか挙げてみたいと思います。


年式の違い(2014→2018)がありますので、変更点の中には、LCIではなくイヤーモデルとしての変更も含まれると思いますのでご了承ください。※〇△✕は筆者の主観です(^^ゞ


〇ナビが高精細化で見やすくなった
 

△タッチパネル要らねー
 ダッシュボードの真ん中にあるので手が届かないし、触ると指紋が付くのでたぶん一生使わない(笑)
 

✕地図に走行軌跡の表示ができなくなった
 前バージョンでは、直前200kmくらいまで表示(ON/OFF可)できていたので、来た道を戻りたいとき何気に便利だった。家族に行先を知られたくない人への忖度か?


△左サイドバー(ウインカー&ハイビーム)の仕様変更
 形状が微妙に変わり違和感。ウインカーのタッチが軽くなり、戻し過ぎて逆方向に入ってしまう。なぜ仕様変更したのか不明。


〇ギアの入りの感触が変わった
 もともと前車でもギアの感触は良かった(E46_M3,E92_M3との比較)のですが、さらに良くなりました。表現力が乏しくて申し訳ないですが、カコーン!カコーン!とすこぶる気持ち良く入ります。前のM4が50,000km近くいってたので、経年劣化の可能性も捨てきれず。クラッチのミートポイントが若干変化(手前になった)していたので、クラッチ板は距離ぶん摩耗していたと思われます。


〇サスの感触が変わった
 前車と同じく、サスは電子制御ではなくパッシブなのですが、当たりが柔らかくなったような気がします。助手席に乗った家族は、「乗り心地が良くなった」と表現しました。伸び側・縮み側共に収束が早く、メリハリが効いた感じです。


あと数千キロ走れば、いわゆる「馴染んだ」状態になるのかもしれませんが、それは別に本当に馴染んだわけではなく間違いなく「劣化」です。もし今の感触が今後も変わらなければ、仕様変更による改善と言えると思います。


△ステア(電制)の感触が軽くなった
 仕様変更なのか個体差なのかは不明ですが、前車のComfort(一番軽い)が、
現車のSport(3段階の真ん中)と同じ感触。タイヤ空気圧は両車とも指定通りに揃えているはずなので、摩耗の影響の可能性も捨てきれない。


・・と、こんな感じです。


今日、ようやく納車後はじめてのドライブ(往復100km)に出かけられたので、新旧M4の運転感覚の微妙な違いも感じ取ることができました。


ひとことで表すと、


「なんだか軽くなったなー」


車重そのものが、30kgほど軽くなったように感じます。でも、車検証を見ても車両重量(1,610kg)は変わらず。なぜ30kgかというと、M4より30kg軽いE46_M3(1,580kg)と、運転感覚が良く似ていると思ったから。


E46は、ボディサイズもM4よりふた回りほどコンパクトで、自分の手足のように車を操る楽しさを存分に味わえた大好きな車でした。


今度のM4も、ギアを高めにキープしてワインディングをハイペースで流しながら、峠の隘路をひらりひらりと軽やかに舞うように走れたE46を彷彿とさせる身のこなしを見せてくれました。


カーボンブラックとアズライトブラック(いずれもメタリック)という、僕が好きな濃紺色のボディカラーであることも、殊更E46を思い出させるのかもしれません。


また、クルマは色の違いで印象もがらっと変わりますが、淡色系(シルバーストーン)だった前車よりも、心なしか小さく(特に前後方向)見えます。

 
 

今日は海へドライブして潮風に当たったので帰路すぐに洗車したのですが、洗車中に見知らぬ人ふたりから別々に話しかけられました。


僕よりひと回りほど上と思しき男性との会話です。


「これは本物のMかい?」


「はい、そうです。」


「車種は?」


「M4です。」


「ほー、じゃあM3より上やね。」


「いいえ、今のM3は4ドアのみで、M3の2ドアクーペ版がM4になります。」


しばしのクルマ談義の後、


「久しぶりにええクルマ見せてもろうた。ありがとう。」


僕は、人からそのように言われるクルマに乗っているんだと、あらためて思いました。


「ありがとう」と言われる価値のある人間になりたいと思います。新しいM4と、お別れしたシルバーストーンのM4のためにも。