先日「開拓者たち」という本を読んで、「大地の子」を読み直したいと思ったので
早速読んだ。
以前は重苦しすぎて途中でやめてしまった。
中国残留孤児、残留婦人の人たちの背景がよくわかったせいか、今回はあっと
いう間に読み終えた。
とは言っても、目を背けたくなるような描写はいくつもあった。
事実に基づいたフィクションということだけど・・・。
山崎豊子さんの本って、大体主人公の人物にモデルがいるようだけどこの本は
どうなんだろう?
この主人公のように、慈愛に満ちた中国人の養父母に恵まれた人もいるだろうけど、家畜同然の扱いを受け、学校にも行かせてもらえなかった人もたくさんいるだろう。
タイトルの「大地の子」の意味を考えさせられる本だった。
- 大地の子〈1〉 (文春文庫)/山崎 豊子
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