5つの視点から「自分の好き」を言葉にして、自分を振り返るシリーズの4回目です。
今回は、わたしを喜ばせる好きの棚卸で「場所」について棚卸ししてみました。
自分の気持ちが落ち着かなかったり、気分を変えたいなって思ったとき、“あそこに行きたいな”って思う場所があるだけで、なんだか力がわいてきます。
そこに行きたいって思っただけで楽しくなる場所。
インスピレーションがもらえる場所。
感覚がほぐれて自分を思い出せるような場所。
今回もひとり時間に、そっと向き合ってみました。
わたしを喜ばせる好きの棚卸し
NO.4 「場所として好きなところ」(部屋、街、風景、空間の条件など)
1.映画館
20代のころから好きな俳優さんの映画を観に行くのが好きでした。
落ち着いて観られる席をとって、そこでゆっくり映画に浸る。
物語が始まるまでの賑やかな感じと静かな感じが交互に現れる。世界を忘れるあの暗さと光。
見たい映画を観る前のワクワクは、まるで冒険のはじまりのようでした。
日常からほんの少し抜け出して、自分の感情を受け取れる特別な場所です。
2.西洋風の雑貨屋さん
木の香りがしたり、アンティークの器や雑貨がたくさんディスプレイされている。
海外の暮らしの断片を感じられるような雑貨屋さんが好きです。
いろんなアイテムがたくさんあって、煩雑に置かれているようで、こだわりがある、みたいな感じがまたイイ。
「こんな部屋に住みたいな」「こんな棚を作りたいな」って、インテリアの妄想を自由に描ける時間が、すごく好きです。
3.自宅のお風呂
お湯の音、あたたかい蒸気、照明のやわらかさ。
誰にも触れられず、誰の言葉も入ってこない場所で、
ふっと力が抜けて、“わたしに戻れる”大切な時間が送れます。
これは家族旅行で行った露天風呂ですが、たまにだからいいのかなって思います。
自宅のお風呂ほど無防備に、リラックスできる場所はありません。
4.海岸
空と海と地平線か一望できる海岸か好きです。
地球っておっきいなと感じることができます。
自然の美しさや大きさに安心感をもらえます。
季節ごとに変わる空の色と海の色を一気に味わえる海岸が特に好きです。
5.ガーデン風のカフェ
一見、無造作にみえるけど、きちんと人の手で整えられている庭のような草木がたくさんあるカフェが好きです。
植物に囲まれると、感覚のフィルターがやさしくなる気がするんです。
一つ一つに感動して過ごせる場所です。
ここでは、自分の“好き”がよく見えます。
(フェアリーガーデン。今年もオープンしたから行ってみよう♪)
「場所」について、あらためて棚卸しして気づいたのは、わたしが好きな場所はどこも、“誰か”でも“何か”でもなく、ただ“わたし”でいられる場所なんだなと思いました。
アウトプットしきったとき、忙しい時間が続くとき、心配ごとが落ち着いたとき、感情がからっぽになったときはインプットしたくなる。
補充は、楽しいコンサートのような時もあるけど、何もない場所でも、いつも使ってる場所でも、全部それぞれに違いがあった。
でも結局は、誰とも比べず、何者であろうとせずにいられる、ゼロ地点のような空間を、わたしは求めていたのかもしれません。
また動き出すために、いったん“自分に戻る”、その感覚を思い出させてくれる大切な場所たちです。
あなたにとって、“ただのわたし”に戻れる場所、ありますか?