インクアートって水を吸い込まないようにユポ紙を使って描くのが当たり前でした。
ユポ紙は紙とプラスチックフィルムの特長を合わせ持った合成紙のことで、 普通の紙(コピー用紙など)と違って水に強く破れにくという特徴があります。選挙のポスターや選挙の投票用紙などがユポ紙が使われていますね。
アルコールインクを無水エタノール(アルコール)で伸ばしたり広げたりしながら色をつなげて模様を作って行くのが特徴的です。
↑これが、
↓こんな風な模様になります。
一方で和紙というと、「水を吸収する」「インクが染み込んでしまうもの」という認識があって、「インクがうまく広がらないのではないか?」「紙が破れてしまうのではないか?」と、インクアートを描いていく上で「最も不向きな物」という概念が初めからあったんです。
でも少し前にうちわの作品を作ることになり、和紙に触れる機会がありました。
うちわは一発本番なので練習のためにと和紙を買ってきて試すこともなくそのままにしていたんですね。
うちわは染み込みを防ぐためにある対策をしてアートを描いて行ったので染み込み破れてしまうということはなかったです。
でも、本当のところ和紙はどうなんだろう?って思ったのがきっかけで、練習用に買っていた和紙を使って作品を作ることにしました。
最初こんな感じでした。
インクアートの魅力の一つだと思っていた色が混ざり合いながら広がって別の色を作って行くというのも無いし、「う~ん・・どうだろう?」って思ったのが最初でした。
インクアートって赤青黄色の3色から色んな色のグラデーションができるところが好きなんですよね。
で、ここからしばらく放置して(笑)、また描いてみるかと思った時には「和紙の枠」とか「こうあるべき」みたいな枠がすっかり外れてて、「やってみたらこうなった」を繰り返してみたらすっかり和紙の魅力に引き込まれていたんです。
和紙には和紙でしか出せないインクアートの魅力があった!!
これに気づいてしまってからは、もう描きたくて描きたくて仕方なくなって夢中で描きました。
とにかく和紙って最高!
和紙ってなんてこんなにも強いのだろう~素敵すぎる!
この風合いは和紙にしか出せない!
と、いわゆるゾーンに入ってしまったわたしは、和紙の魅力にハマり数種類のデザインが完成したのでした。
これを機に和紙を作っているYouTubeを見たり、お店の㏋を見たりしながらますます和紙の魅力にハマってます。
今回、御朱印帳の表紙に使っている和紙は 岐阜の美濃和紙を使っています。
国の伝統的工芸品にも指定されている立派な和紙なんです。
美しい職人さんの技術と大切に育まれている伝統文化でもある和紙に出会えたことで、わたしの表現の世界もグッと広がりました。
当たり前だと思っていた固定概念を外し、新しい表現方法にチャレンジできたことでまた新しい商品をお届けできることが嬉しいです。
和紙にデザインした御朱印帳はあと4冊です。
インクアートデザイン御朱印帳
・御朱印帳は京都の「紙TO和」さんの奉書紙で作られた職人仕上げの24折46ページのじゃばら状タイプです。
(御朱印帳サイズ:縦16㎝×横11.5㎝)
・表と裏は厚さ2㎜の裏表紙用ボール紙2枚が使われています。
岐阜美濃和紙にインクアートでデザインした原画を貼って仕上げています。
【お願い】
・全て手作業でお作りしていますので細かいことが気になる方はご遠慮ください。
・原画をそのまま使っているため、すべての御朱印帳に御朱印帳カバーを付けていますが、水などに濡れるとデザインが変わってしまう可能性があるためお取り扱いにはご注意ください。
ご注文はこちらからお願いします。
デザインA 売切れ
※こちらだけ「御朱印帳」の貼り付けが曲がってしまったため特別価格(6600→5500円) です。
デザインB
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デザインD
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