もう一つ、インクアートの新作を描いていました。
ただ描いたらいいわけじゃないし、表現したいことを色々考えてまとめるまでの方が長くって、
カタチにするまでに時間がかかってしまいました。
それでも無事に表現できたことにホッとしています。
こちらが完成した作品です。
「共に走る」
最初に完成し、松山の作品展でも展示していたこちらのアート。
このアートは松山作品展の前、最後に完成した作品です。
一気に描き上げたので勢いを感じました。
巴御前のように走り抜けるイメージで女性のしなやかさ、愛、強い意志を感じたものです。
この絵が完成するまでは、高松へ出展する作品は松山の展示会でメインとしてたこちらの2つのアートを出すつもりでした。
でも「共に走る」の絵が完成した時に、「男と女をテーマに描こう」と直感的に閃いたんです。
スケジュール的にも追加で大きな作品を描くにしては時間が無さすぎる・・・
やってダメなら諦めがつくけど、やらずに思いだけ残してしまうのは勿体ないなと思って。
どうしてもこの閃きをカタチにしたくて取り組んでみました。
この絵の横に並ぶ男の人の持つイメージやエネルギーがどんなものなのか掴んで整理するのに時間がかかってしまいましたが、
本当にイメージ通りの作品が描けました。
「共に走る」
左が男性、右が女性をイメージして描いています。
共に未来に向かって走る姿が見えてくる。
それぞれの持つ波動が伝わってくる。
男性が後ろから包み込むように進んで行く。
前に立つだけが守ることではない。
切り拓くことでもない。
男と女、どっちがすごいとかじゃなくて、
「共にある」ことが大切なんじゃないかって思う。
どちらも愛おしい存在。
どちらが欠けてもこの世は成り立たない。
横に並び、時には前を走り、寄り添いながら、まだ見ぬ世界に胸を躍らせながら、
共にある男女が尊い。
二つ並ぶと圧巻で、ぜひこの躍動感を生で見ていただけたらと思います。