10年.....もう10年、まだ10年



あの日 私は自宅に寄って遅いお昼を食べ、

また会社へ戻る予定でした


2時を過ぎて 

何故か眠くて眠くて

もうちょっとだけ

もうちょっとだけ

と 休んでいるうちに2時半近くになり

さすがにもう行かなきゃ

と思っていた矢先に地震


真っ先に

娘を迎えに行かなくちゃ

と思いました


ところが

車を出そうにも 家の前の狭い道に

どんどん車が来ていて

何事が起きたのか

全くわかっていなかった


自宅は少し高い場所にあったので

海に近い家の人たちが

車を高い場所に移動させていたのです


そんなこともピンときていない呑気な私は

歩いて付近の様子を見に行きました


目の前を大きな屋根が動いて行くのを見ても

何が起きているのか

まだわかっていませんでした


こんな私は

あの時家にいなかったら

きっと今ごろ生きてはいなかったと

思っています


眠くて動けなかった

きっとまだ役目があると

生かされたのだと思っています


小学校の子どもたちは

皆 学校からさらに高いところにある公民館に避難したと聞き、ホッとしましたが

あとから娘たちと無事に合流できた時は

心から感謝しました


つらく悲しい状況もたくさんたくさん

目にしましたが

それでも みんな生きている

生かされている生命を全うするまで


あれから 

大切な人たちとのつながりは

さらに強くなりました

あの時亡くなった大切な仲間は

今でも私たちの中に生きていて

いつも励ましてくれる


命は有限であり、また永遠でもある


子どもたちにも

ただ悲しく嫌な思い出としてではなく

強く生きる糧にしていってほしいと思う