第5話 ～再会～
「サスケ・・・」
「サスケさん・・・」
どうやらサスケという名ではないようだ
私はそっと扉を閉じてマンションをあとに
サヨの行きつけ？のカフェに到着
ウォルナットの色調の全体的に木できた雰囲気の
おしゃれなような ようあるようなカフェだ
フレンチトーストとコーヒーをたのんで待っている
余談だけどフレンチトーストにはこだわりがあって
焦げ目の強い油っこい？ほうがスキだ
あんまりキレイなやつまずくね？
とか考えてると
サラダバーから戻ってくるサヨが
柱のむこうの席の紳士と会話しはじめている
？
！？
あれは・・・ フジワラさんだ
このルートのフジワラさんは黒いスーツに身を固めオールバックにしてやがる
なぜじゃ！ どーしてじゃ！
あのストライプひげもキレイに剃られているではないか
なんということだ
ほとんど変わってない私のルートとくらべて彼は劇的な別ルートをたどっている
ただのポンコツ犬集めおじさんだったのに！（見た目）
わたしはフジワラさんが何の仕事をしているのか気になった
「あ フジワラさん おはようございます」
と話しかけると サヨがこちらをにらみつけている
ん？
と思ったけどそのままつっこんでみる
「あの 2色の立派なヒゲ 剃ってしまわれたんですか？」
「ステキでしたよ あのオヒゲ」
『きみ・・ なぜそのことを』
すると周囲のテーブルに座っていた人たちが突然集まりだした
なんだか みな黒服ではないか
黒服は大きな声でわたしに叫ぶ
「動くな！」
「将軍 この者 どうなさいますか」
将軍！？
ん？
そして私は連行された
引きずられる私を
カニのような笑顔でフジワラさんが見つめている
クソヤロー！
・ ・・・・
ｚｚｚｚ
気が付くと真っ白な部屋の中だった
床も壁も天井も真っ白の空間？
そこに兄と私がいる
？
兄は真っ白なローブのようなのを着て横になっている
うまく説明できないがガンジーみたいな布だｗ
ナニ着てるんだこいつ
兄と私の会話が始まる
兄「起きたんか」
私「うん なんしとん？」
兄「漫画みとる」
私「なんの？」
兄「そんなええから もういくなよ」
私「？ どこへ？」
兄「ええから もう戻るな 何回行ってもいっしょじゃけえ」
・ ・・・
そうか 戻らなければ！
私「いや いくよ」
兄「いくなゆーとろうが！」
手を出し掴みにくる兄をスルーし
私は部屋のすみっこにある ねじれた空間に迷わず飛び込んだ
最終話 ～めざめ～
いつもの部屋のいつもベッドで目が覚めた
目を開けると 上空に歪んだ空間が広がり 兄の声が聞こえる
いくなゆーとろーがと
体は よくいう金縛りになってるぽい
が これはただのレム睡眠というやつだ
慣れっこである
振りほどいて 今度は本当に目覚める
謎の夢だったと思いながら
私は儀式を行う
① ふとんを整える
② カーテンを半分くらい開ける
③ 寝室の座布団にすわり タバコを吸う
夢オチという物語が数あるおかげで私は試練をのりこえたようだ
そしてリビングに向かいながらヒカルに声をかえる
「きょう なにする日やったっけー？」
かぶせるように答えが返ってくる
「あんた仕事やろ！
「はよ喰え！」
クソ日常の再回だ・・・
リビングに伺い なんの飯か見ようとすると
インディを抱いた 知らない女性がこっちを見ている・・・・
「だれ！？」
かぶせるように女性は怒鳴った
「「はよ喰え！」
fin♪
~cast~
村上しんや 藤井フミヤ
村上ヒカル 夏目雅子
村上サヨ 酒井法子
女性 加賀まりこ
兄 阿部寛
サスケ 風船
フジワラさん オヒョイさん
インディ 犬
～友情出演～
黒服 尾崎豊
サラダバー 草
～エピローグ～
筆者の見た夢の話でした
Thanks！