手芸店で5本指手袋の編み方の本を見つけました。
立ち読みしたところ説明がとても分かりやすく
これなら5本指手袋を編んだことのない私でも
5本指手袋が編めそうだと思いました。
とはいえ、作りたいものがたくさんあって
5本指手袋なんて作らないだろうと思って
一度は買うのを断念したのですが
どうしてもその本のことが頭から離れず
本屋で購入したのでした。
 
その本には私の好きな
カバーつきの指出し手ぶくろの編み図がありました。
ハマナカ ディーナという段染め糸を使うデザインで
段染め糸は編むのが楽しそうだなと思っていました。
手芸店にハマナカ ディーナは売っておらず
使いたい色は取り寄せもできませんでしたが、
ネット通販で20%オフセールをしているのを見つけ
これはチャンスと思って購入しました。
届くのを楽しみに待っていたのですが
いつまで待っても届きません。
メールをよく見たら
到着日指定を1日早く勘違いしていました。

 

届いた毛糸を見たら

実物を見ていたら絶対に買わないような

とても編みにくそうな毛糸でした。

実際に編み始めたら本当に編みにくかったです。

毛糸玉の中心から毛糸を引き出して編み始めたのですが

少し編むたびに外側の糸端が絡んで

毛糸が出てこなくなるのです。

それをいちいちほどくのが実に面倒でした。

知恵袋で質問したところ

外側の糸端をしっかりと奥に押し込むとよい

という回答がついたので

そのやり方でやってみましたが

外側の糸端が絡む頻度は減ったものの

やはり絡むことには変わりなく

しかも糸端を奥に押し込んでいるので

糸端を探すのが大変になってしまいました。

糸端さえ絡まなければ編みにくさはなく

段染めで毛糸の色が変わっていくのは面白かったのですが

肌触りがイマイチなので

この毛糸では二度と編みたくないと思いました。

この編み図のゲージと同じ毛糸だと

ダルマ 空気をまぜて糸にしたウールアルパカ、

ハマナカ ソノモノロイヤルアルパカ

が近いようです。

もしもう一度編むことがあれば

ダルマ 空気をまぜて糸にしたウールアルパカ

で編みたいです。

 

この編み図にはガーター編みが使われています。

手袋の編み始めはゴム編みが多いので

ガーター編みにするデザインはめずらしいです。

ガーター編みは表編みしかしない印象でしたが

手袋だと表からしか編まないから

2段おきに裏編みを編まなければなりませんでした。

裏編みは手加減がきつくなるらしく

次の表編みの段が編みにくかったです。

ちょうど大晦日だったので

紅白歌合戦をBGMにして編んだら

とてもはかどりました

(気になる曲だけちゃんと聞きました)

 

カバーは本体とは別に編んで

本体にとじ付けるという方法でした。

本体のとじ付ける部分には別糸を通しておいて

どこにとじ付けるか分かるようにしました。

本体にとじ付けるために

カバーの編み始めの糸を長めに残しておいて

本体にとじ付けたらちょうどよかったです。

 

減らし目の回数を間違えたようで

最後の目の数が違っていたのですが

そこまで目立たないので編み直すのはやめました。

ちゃんと各段の目の数を調べて

数えながら編めばよかったです。

ボタンをかけるくさりは別の糸で編んで

カバーの端にとじつける手順になっていましたが

めんどうなので編み終わりの糸で編みました。

 

人差し指~小指を編むのは初めてでしたが

本の説明が分かりやすかったので

その通りにやったらちゃんと編めました。

指の付け根に穴があいてしまいましたが

穴があいた場合の対応方法も記載されていたので

編み始めの糸でふさぎました。

この本があれば手袋の5本指も編めるという自信が持てました。

ただ、指を編むと糸始末が多くなるのが面倒でした。

手のひら側はこんな感じです。

ガーター編みとメリヤス編みはシンプルで

段染め糸の色の変化を楽しめるデザインなのですが

私はやはりアラン模様&ゴム編みの手袋の方が好きだなと思いました。

 

 

5本指手ぶくろの教科書