去年の夏、子どもの通う保育園の幼児クラスで
「夕涼み会」なるイベントが初開催されました。
服装は浴衣や甚平も可能とのことでした。
子どもは甚平を持っていなかったのですが
新たに買う気にはなれませんでした。
子どもの服装へのこだわりがものすごいので
実店舗で買うにしても気に入らなければ何店舗も回らなければならず、
ネット通販で注文しても
気に入る服を見つかるまでにものすごく時間がかかる上に
実物が気に入らなかったら自分が選んだのに絶対着ないのです。
サイズアウトするたびに気に入る服が見つかるか憂鬱なのに
たった1回だけのイベントのためにそんな大変な思いをしたくなかったのです。
そのため、子どもに当日甚平を着てもいいことは伝えず保育園に行きました。
しかし、お迎えに行ったらどの子も皆浴衣や甚平を着ているのです。
子どもによると普通の服を着ていたのは子どもを含めて2人しかいなかったそうで
自分も甚平を着たかったと言われました。
イベント初開催で
他の子がどれくらい浴衣・甚平を着てくるのか予想できなかったとはいえ
私の都合を最優先して事前に子どもの意向を確認しなかったことを後悔し
来年は甚平で行こうねと約束しました。
 
そして今年、本屋で甚平の作り方の本を見つけました。
立ち読みしたら難しそうでいったんは諦めたのですが
立ち読みではなく家でゆっくり読んだら分かるかもと思って
本を買って読んでみたら
服を一度も作ったことのない私でも作れそうだったので
挑戦してみることにしました。
 
本ではSOU・SOUの生地を使うと記載されていましたが
SOU・SOUの生地は高く子ども好みのデザインもありませんでした。
子どもにどんな生地がいいか聞いたら
すみっコぐらしの水色かポケモンがいいとのこと、
すみっコぐらしのリップル生地は水色が見つからなかったので
ポケモンを買うことにしました。
本の生地幅は110cmでしたが、ポケモンのリップル生地は108cmで
足りないかもしれないと心配になり
水通しで縮む可能性も想定して多めに買いました。
それでもSOU・SOUの生地より安かったです。
 
実際に作ってみたところ
一番大変大変だったのは印付けと裁断でした。
型紙を作り終えて印をつけるのを忘れて裁断してしまい
後から印をつけようとしたら生地が型紙とずれて
印付けに苦労しました。
印をつけるときは
表を上にして2つ折りにして内側に両面チャコを挟み
ルレットでカット線と合印等をつければよかったと思いました。
へらで印をつけてもどこについたか分からなかったので
結局チャコペンでつけました。
型紙の後ろ見頃には紐付け位置の印がないのに
型紙配置図には紐付け位置の印があって
どこに印をつけたらいいかかなり悩みました
(型紙配置図から想像して前見頃と対称の位置につけたらうまくいきました)
また、ポケットは上着の左見頃のみ、パンツの後ろパンツのみと気づかず
両方に印をつけて穴まで開けてしまったので
片方しかつけなくてよいことは記載しておいてほしいと思いました。
 
上着作成時、
衿を縫うとき表衿側を上にして縫うとのことでしたが
厚紙を挟んで縫っても
裏衿側の生地が縫えず2回もほどくことになったので
裏衿側から縫ったらきれいに縫えました。
また、脇の縫い代を割って縫った後に
はみ出した縫い代をカットするとなっていましたが
どこまで縫えばいいか分かりにくかったので
カットしてから縫いました。
衿をつけたら脇の部分に穴があいていることに後から気づき
手縫いで縫ってごまかしました。
紐は四つ折りで縫って作るのですが
縫い代が目立たない折り方をしていて
折り方自体は結構難しくて混乱したのですが
これは他で紐を作るときにも応用できそうだと思いました。
最後に紐をつけて上着完成と思ったら
衿に合印や紐付け位置の印をつけるのを
すっかり忘れていたことが判明しました。
型紙から紐付け位置を想像してつけたら
見頃の紐付け位置とずれてしまったので
見頃の紐付け位置をずらして縫いました。
上着は作るのに15日ほどかかりました。
 
パンツは縫うだけだと1日でできました。
ゴムを2本まとめて入れる方法が簡単でしたが
折ったゴムを後で切るとき
どこが真ん中か分からなくなったので
真ん中のカットするべき位置で
印をつけておけばよかったと思いました。
ゴム部分もミシンで縫うことになっていましたが
ゴム4本重ねだとうまく縫えなかったので手縫いで縫いました。
 
甚平が完成し、印を消すために洗濯したら
干すのに物干し竿を使うのが大変だったので
和装ハンガーを買いました。
日頃和装をしないので
甚平は普通のハンガーでは干せないというのは盲点でした。
 
生地を多めに買って生地が余ったので
余った生地でワンハンドルバッグを作りました。
上着の作り方に合わせてノッチをつけましたが
ノッチは不要でした。
内布の返し口はミシンで押さえるとなっていましたが
縫い目が見えるのが嫌だったので
コの字とじでとじました。
平日も含めたので5日かかりましたが
作り方自体はとても簡単でした。
 
服を作るのは初めてで
日頃布に縫い線もつけるので
縫い線をつけずに縫うのは慣れませんでした。
でも写真付きの丁寧な説明で
縫うときのポイントも記載されていたので
手順に従って縫えばちゃんと作ることができました。
布端がすべて隠れるきれいな作り方で
ロックミシンなしで作れるのはいいと思いました。
 
できあがった甚平とワンハンドルバッグを
子どもも喜んでくれました。
これで今年の夏祭りと夕涼み会は安心です。

今年しか着られないのではもったいないと

ワンサイズ大きめに作ったので

来年も着られそうです。
 
 

クライ・ムキ著『家族みんなのじんべい&ゆかた』