息子が通いだしたプレスクールはCO-OP形式といって、親が先生の助手としてや実務などの仕事にボランティアで積極的に参加するという学校です。

個人的にはこどもは親がいると、本来の力を発揮できにくいと思っています。

安全地帯にいる安心感から甘えがでる場合もあれば、親を喜ばせたい一心で「いい子」を演じてしまう場合もあります。


それでもあえてCO-OPを選んだ理由は単に授業料が安かったから・・・得意げ

しかしながら久々に幼児教育の現場にちょこっと足を踏み入れられるだけでも、私にとっては楽しいひと時です。



このクラスには親のためのクラスがあります。

しつけやこどもの発達に不安を抱く親たちが、屈託のない意見を出し合います。

そこでこんな質問がありました。

はてなマーク 

クラスに参加したときに遭遇した場面でのことです。

そこでは男の子2人がスコップを取り合っていました。

私は「Aくんが先に持っていたから、Aくんが終わったらB君の番ね~。」と言いま
したが、B君はそれでもあきらめません。

そこで私は「別のスコップを貸してあげようね。」とB君に渡しましたが、B君はA君の持ってる青いのが欲しいの!と叫んでいました。
   
うちは一人っ子なので他の子と娘がモノを取り合ったりする場面にはめったにみかけることがないので困ってしまったのですが、そのときの正しい指導の言葉はなんだったのでしょうか?



幼児が集まるとよく目にする光景ですよね。

育児にマニュアルは多く存在しますが、どの場面でもどの子どもにでも効く魔法のようなマニュアルがないのは誰もが承知しています。


ときにママたちは、こどもがスコップをお友達からとりあげたら、何がなんでもお友達に返させようと四苦八苦します。

厳しく叱る親もいれば、「お友達に返そうね。」といって親が返す場合もあります。

そして返してもらった子どもの親は「ありがとう。」って言おうね。
といって問題解決をする場合が多いでしょうか。


子どもは自我が目覚めると「私の!」という時期を十分に消化(堪能!?ニコニコ)して、そのうちに「他の人と共有したい。」、「人を助けたい。」という気持ちを育てていくものではないですか~。

自分で考えられるこどもにしたいと望みながらも、親が全部お膳立てしてしまった成長のプロセスはきっと不自然なものになるか、自分で考えて行動できるまで時間がかかることになるかもしれませんね。


本当はもう少し子どもに考える余裕を与えたいけど、周りの親御さんの目が気になる(とくに日本人ママ!・・・まさに小心者な私のことです得意げ)。

このまま子どものわがままな行動を野放しにしていると、この先大変なことになってしまうのでは・・・という不安。

いろんな思いが重なって、子どもの気持ちや成長のペースを見守ってあげられなくなってしまいます。


もちろん子どもがいけないことをしたら、いけないと教えることはとても大事です!



しかしお友達とのいさかいであっても、それぞれにいろんな事情があるものです。

そして生まれ持った個々の性格があります。

おもちゃをとられた方も「別にいいや。」なんて思っている場合もあれば、「これだったら譲れるんだけど・・・」みたいな譲歩もあるし、取るほうも「ちょっと借りたら返すし・・・」なんていうこともあります。


幼児は気持ちを整理することがまだできないので、「Aちゃんはスコップを取られて悔しいね。」「Bちゃん、Aちゃんはスコップをまだ使っていたんだって。」と説明してあげてその後の彼らの選択はそれぞれに任せてあげて良い場面も多くあると思うのです。

本来こどもはやんちゃ坊主も、おとなしくて自己主張できない子も、「正しい道」へ進んでいく力があるから不思議!

こどもはいろんな経験から自分の気持ちが「快」なのか「不快」なのかを通して、正しい道を模索していくのです。

おもちゃを取ったこどもも取られた友達が悲しい思いを抱いていることを、自分のどこか不快な気持ちで感じています。

ママが「お友達が返してって困ってるよ。」って言っても、「いいもん!」と言い返してくるかもしれません。
(「それお宅の子!」と一斉につっこみが入るのが聞こえます・・・べーっだ!

おもちゃを取られた子どものママは「返して!」ってどうして自己主張できないのかしら・・・と心配になるかもしれません。

しかしどちらの歯がゆい行動も、こども達にとっては自分の「快」、「不快」を味わう必要なプロセスであり、そのうちに自分の行動が気持ちに沿ってくるのではないかと思います。



ちなみに手と足が出て、歯もなんなら常に研いでおきたい!ってな短気な息子が2歳のころ、お友達と遊ぶときにはお恥ずかしながら私は彼の後ろ10cmを常について回っていた記憶があります。

二人羽織のように「こうするんだよ~。」と手取り足取り息子の行動をコントロールしたり、ときには息子にタイムアウトを与えたり、厳しく叱りつける・・なんてことも多々ありました。


しかし、ある日から私は彼の自然な成長に任せることにしました。
(ガミガミ言うことに疲れてしまったこともあります。)


ケンカした相手の気持ちになったり、息子の気持ちを代弁するお手伝いはしますが、あえて解決策は最低限の提示か、こどもたちに任せるようにしました。



見守るってコントロールするよりたいへん!!叫び


THINK★KIDSに来てくださったママたちも、なんて甘い親なの~!うちの子のおもちゃが取られたのに~!!なんて思われた方もいらっしゃるかと思います。

でも本当は心の中では息子に「おりゃーーーっ!」と怒鳴っておりますのでご了承ください。べーっだ!
(時々、おりゃー姿も見せる必要ありですが・・・)


しかし私は息子の判断がたとえ間違っていようとも息子を見守ることにしました。


その頃から息子は断然に成長を見せました。


自分でよい解決法を考えられることが増えたし、邪魔な声が入らないので何よりも自分の気持ちにクリアーに向き合えるようになったようです。


「あ~ダメダメ、こうするのよ!」といった外野の声で、自分の気持ちが悲しいのか怒っているかさえ分からせない状況を作っていたみたいですね。しょぼん


「今は絶対にだめ!」だというときもありますが、その直後には「今度は貸してあげようかな~。」なんて独り言を言ったり、「今日はAちゃんとぜーんぶ一緒にすることにした。そしたらAちゃんはもっと楽しいから!」なんて宣言して出かけるときもあります。
(その場になると宣言とは全く別の行動に出ることがまだ多いですが・・・・得意げ


最近は私がギャーギャー怪獣になっていると、「今はママはイライラしてるからカイ(息子)も怒っちゃうけど、それが済んだらカイにゆっくり話して。 あとで仲直りするから。」
なんて冷静に言われちゃうようなこともあります・・・シラー


THINK★KIDSでは「あいうえお」を学ぶだけでなく、そんな人間とのぶつかりや繋がりをも一緒に経験させてあげれたらな~と思います。


うちには手ごわい3歳児が待っておりますので、どうぞ遠慮なく挑んでやってください~にひひ















 


人生って人との出会いがあるからこそ揺れ動きます。

泣いたり笑ったりして人生に豊かな色が彩られますよね。

私は以前プレスクール(日本でいう保育園)や、障害児・行動問題児施設で働いていたことがありますが、そこで出会ったこども達を通して私の気持ちは幸せになったり落ち込んだりしたりして、私という人間にも多少の色を加えてもらった気がします。

そして我が子の子育てにおいてこそ、様々な感情や学びという色のシャワーを浴びせさせられ、今までの自分とは全くちがった色の人間に変化せざるを得ないこともあります。

(色だけでなく、シワもずいぶん増やしてくれますが・・・^^;)



子育てってたいへんだけど、“おもろいな~♪”としばしば唸ってしまうから辞められません。

親として、たくさんの子どもと接してきた仕事人としてまだまだ未熟な人間の日記ですが、私なりに感じたことをつづっていけたらと思っています。