1%のひらめきと99%の努力
起業してからあいにく体のコリ度合いが増してしまっている私
メンテナンスにお金と時間をかけるのも必要だ
と、人の紹介で、ちょっと変わったマッサージの先生に
体のメンテナンスのお世話をお願いしています。
(私の年俸は親会社が査定しますし、
大企業のサラリーマン並みでしかないんですけどね )
場所は、
カレーの老舗ムルギーの近くのBarのマスターがその先生。
渋谷で50年以上もBarをやっているKさん。
Kさんはほんとにいろんな方と交流があって、
今日はそのうちのお一人、経済評論家の浜田和幸氏が
お出しになったばかりの本を紹介してくれました。
浜田和幸氏は、エジソンのことを深くしらべていらっしゃって、
日本とエジソンの関係など、あまり知られていないことに
焦点を当てて既に一冊本を出されているんです
今回は、
「エジソン発想法」というご本。
エジソンは発明王で知られていますが、
12歳で聴力を無くしてから、「考える」ことに力を注ぎ、
その逆境を少年時代からポジティブに変換していったという。
そして、天才ではあろうが、
何か新しいことをやろうとする時、それに関するありとあらゆる
書籍や情報はすべて目を通してから取り組むなど、
地道な努力を怠らない人であったとのこと。
また、自分の発明研究やそれをビジネスとして広げるために、
工場を立て、人を雇って、ブランディングなども手がける、
ベンチャー経営者という側面を持っており、
いろいろな発明を生み出す一方、従業員のマネジメントや
資金繰りにも心を砕いていたとのこと。
本はそのエジソン語録を中心に展開されているのですが、
その
「エジソン発想法」の本から、特に「考える」ことについてを抜粋すると…、
・人は、自分で考えるという労力を避けるために、
ありとあらゆる理由を考えつく。
「多くの人は、自分の頭で考えない」。仕事を選ぶときも仕事を始めてからも、
多くの人は、ずっとそうだと嘆いている。
とか、
・悩むくらいなら、何かを生み出す仕事をした方が、
悩みの解消になる。
とか。また、考える力が不足している原因について、
「多くの人は本当の意味でなんと観察力に乏しいことか。
例を挙げると、
最初の白熱電球の発明をした時のこと。
75人のスタッフで一日20時間働く毎日。
食事の時間に、実験棟のすぐそばにある桜の木のことを話題にしたら、
誰もその桜の木のことを知っている者がいなかった。
みんなの寄宿舎は実験棟のすぐそばにある。
毎日、27人が二つの建物を往復している。
もう6ヶ月も往復しているのに…。
情報が目には入っているが、
その情報が脳にインプットされていない。(1926年記)」
とか。
ちょうど、考えることに再度、馬力を入れたいと思っていた矢先、
「考え方」について、なるほど、と思うことが多い本でした。
エジソンについては、ほんとに子供の頃読んだ伝記の記憶のままでしたが、
「エジソン発想法」 浜田和幸氏著 おすすめです。
人から聞いた情報に素直に関心を持ったり、
薦められた本などがあれば、すぐに読んでみようと手に入れたりする
単純なタイプなのですが、
タイミングって連鎖していて、不思議なつながりが生まれるんだなぁと
改めて感じました。