大切なスタンス | 笑む図な毎日 ~社内起業のススメ~

大切なスタンス

世界同時不況についてネット検索をしていたら、


たまたま、グロービズ代表の堀義人氏のブログに行き当たった。


2008年12月5日の記事で、

アジアで初めて開催されるクリントン・グローバル・イニシアチブ(CGI)への招待状が届いて、

行ってきたことについての内容だ。


同氏によると、「政治家・経済会などのトップが集う会」は
世界経済フォーラム(いわゆる「ダボス会議」)とクリントン・グローバル・イニシアチブ(CGI)

だということ。



どのようなことを発言されたかはまだ記載されていませんでしたが、


会議における外国人のスタンスについて、国際派の堀氏が、今更ながら

書いているのが、面白かった。


「ここでは、


「有言実行」 且つ


「言わなければ損」的な文化が醸成されていた。


皆が競ってコミットメントを書き、紹介を受けている。


自らの信じるままに、社会にとって良きものを、


人知れず寡黙に行うという日本的美徳は、


ここには存在していないのだ。」


というもの。


日本人がいまだに迷い道から出てない観念の一つではないかと思います。

多くの人が、「上記の何がいけないの!?」と思うのでは。



誤解が生じるかもしれませんが、


私は、「あ うん」が嫌いです。

(向田邦子の「あ うん」は好きですが…)


思ったことは旨のうちに隠さず、言い合い、

きちんと言葉を交わして解決し合うという方が性に合っています。


スタッフにも、何か疑問や不満があったら、


それが「何か」明快にならない、なんだかすっきりしないと言う段階でいいから


人に話してみたり、私に相談することが大事、といつも言っています。


また、逆に、何かに気付いたら、


常に、自分が「主語」になって考えよう、ということも言っています。



ポジティブなこともネガティブなことも、


他者(自分とは異なる人)に話すことによって、


新たに前に進むのだと思う。


2009年は、特にそういう行動


心炉の中で決意し、実行できて表面化された時、

人から気付き、褒められるというパターンでなく、

自ら決意を表明し、有言実行していく

姿を他者に認められるパターン


を徹底しなければ、


立ち遅れてしまうと思う。



もう一つ、同じブログの中で、堀氏は、自分の特性を

次のように語っている。


「基本的には、


「好奇心-実行-好奇心-実行」


という連続でここまで生きてきた感すらある。


僕は、この一連の流れの中で、さまざまな世界を体験した。


TPOに応じた立ち居振る舞いが身につき、


どんな世界に飛び込んでも物怖じしない度胸がつくられ、


そしてそれらが、年月を経るにつれて自信に繋がってきているのだと思う。」



最初の好奇心は、興味、関心といったポジティブな類かもしれないし、

疑問や不満といったネガティブなものかもしれない。


でも、その自分が抱いた、「最初の好奇心」を疎かにせず、


人の何倍も敏感になって追い求め、チャンスが訪れた時を見逃さない、


または、チャンスは自ら掴み取るもの、という強い意思で追い求め、


自ら「実行」に至らしめるというスタンスを持つことが、


この変化の時代に必要なことだと思う。



エムズにおいても、いつも言ってはいるが、

各人がそういうスタンスを持った人間の集まりでありたい。