続レポート
慶応義塾150周年 続レポートです。
参列者の平均年齢はざっと勘案するに、Ave60歳!?
明らかに定年ぐらいの年齢の方(引退している方もいるでしょうが、まだまだ意見役などで活躍していそうな
OB)が多いと見受けました。
20代、30代は極めて少なく、40代からちらほら、という感じでしょうか。
すぐに年齢分析をしてしまうのは、悪い癖!?
勝手な推測はこれくらいにして、
折角なので、当日の様子を、続レポートします
会場は、事前準備の前評判が高かったことに外れず、
すごい作りこみでした!
そしてステージ
空には、世界最大級という飛行船が。
(式典の開始と終わりには、グライダー部の方による、グライダー3機の
空中飛行もありました!)
当日は、あいにくの 小雨ではありましたが、気温もかなり低く、
一人ずつ、オリジナルの袋に入って、こんなグッズが用意されていました。
(カイロ、レインコート、お茶、フリースのひざ掛け!)
フリースのひざ掛けはこんな感じ↓で、なかなか凝っていました。
(ブルーもあり。参加者で三色旗(Red&Blue)を作るイベントがあり、
レッドをもらう人と、ブルーをもらう人が座席で別れていました!)
実際、こんな感じ(雨合羽姿…)で、折角の記念式典なのに、晴れずにちょっとザンネンでした。
事前登録でセキュリティー加工された入場証
を一人ひとり提示し、PCで登録確認をした上で、
さらに、免許証などの本人確認を一人ずつやるという、
超厳重警備。
それもそのはず、天皇皇后両陛下がご来賓だったのでした。
小泉信三先生のゆかりゆえなのでしょう。
それにしても、両陛下でご出席且つ、天皇陛下が5分以上の
スピーチをされ、私にとっては初体験で、TVのニュースなどで
スピーチの一部を見聞きすることはあっても、5分以上のスピーチを
生で(失礼…!)でお聞きする機会は滅多にないわけで、
内容もとても興味深いものでした。
150年前の1858年の日本の歴史を細かくご説明され、
(歴史の授業のようでした)その後、そこで福澤諭吉が果たした役割や意義
をご説明されるなど、とてもわかりやすく、且つ、メッセージ性があるお言葉でした。
あとは、早稲田の白井学長のスピーチも、
用意していた原稿と同じ内容とはいえ、他のスピーカーの方と異なり、
強い思いが伝わってき、とてもメッセージ性がありました。
で、この式典のテーマですが…、
未来への先導
とても聞こえのよい、責任感があってリーダーシップたるに相応しい、
コピーだと思いました。
ですが、その先導役の出演者はちょっとお粗末だった気がいたしました。
(言い過ぎでゴメンナサイ!!)
でも、「CO2を削減してエコやります!」はないのでは…
ママやん 中等部とはいえ…。
福澤諭吉の言う「実学」の解釈が異なるスピーチもあったり、
本当に「未来への先導」というテーマを前提として、
限界までコンセプトワークをした内容なのかと、
また、本当に幼稚舎から大学院までのそれぞれのステージの代表者が
一体化を持って発信できるような全体感をディレクションした上で
発表されているのか、少し疑問に残りました。
そんなことも思いましたが、
天皇のスピーチの中の「説明」にもありましたが、
原点である福澤諭吉先生については、もっと謙虚に省みる必要が
あると感じました。
「独立自尊」の意味や意義ももっと自分で解釈したいとも思いました。
とりあえず、卒業生ながら、一度もまともに読んだことがなかったので、
まずは、この一冊から、勉強してみたいと改めて思いました。
卒業学校というのは、自分では意識していない以上に、
何かしら影響を与えられているものであるはず。
それを少し遡ってみたいなという気分にもなり、
そう思えたのは私にとってはとても収穫でした。