かざすって!?
アヴリル・ラヴィーンコンサートのおまけ話ですが…。
コンサート会場で、写真の白い四角い箱にケータイをかざすと
スペシャルコンテンツをダウンロードできる、というイベントをやっていました。
B to C のコミュニケーションコンサルティングをしている私と一緒にコンサートに
行ったスタッフNちゃんは、
「あっ、○○(この機械の名前)!」
とすぐに発見し、自らやってみると同時に、やっている人の観察に入る。
来ている人はまさにケータイ世代ど真ん中の子ばかり。
のはずが、
「これ何~??」
「どうやるの~??」
「何もおきない~!!」
と、戸惑う人ばかり。
耳を済ませていると、驚きの言葉が聞こえてきた。
「かざすって何?」
えっ~ ![]()
この機械、いわゆる、非接触ICカードで、
Suicaみたいにタッチすると、ダウンロードコンテンツがゲットできる
ケータイのスペシャルサイトのURLに直接続してくれるという
よくある仕組みなのですが、
「かざす」って言葉が通じないんですね…。
赤外線でアクセスできて、URLをゲットできる、なんて、
説明しても
飛行機がなぜ飛ぶの~?みたいに
よく分からない~、ということになるのでしょうか。
この機械、いまいちヒットしていないのは、
「かざすって何?」につまづいている利用者を対象にしているのに、
それにフィットしたナビゲーションがなされていないことが、
原因の一つでは、と改めて生活者視点、ゼロベース視点の奥深さを
確認したのでした。
