「育て上げ」ネットってご存知ですか?!
「育て上げ」ネット
ってご存知ですか?
工藤啓氏 率いる、
ニート、引きこもりの若者を、
働く若者に育て上げ、社会に送り出すことを得意とするNPO集団です。
以前、工藤さんにお会いして直接いろいろとお話を聞く機会があり、
(といっても2年ほど前のことですが、ずっと気にかかっていた)
その後、メールマガジンをもらっていて、
忙しくてスルーしていたのですが、
お盆前に読み飛ばしていたメールチェックしていた時に
そのメールマガジンがひっかかり、
中身を読んだら、
「ホワイトボード譲ってください」という
昔の新聞にあったような
あげます、譲りますみたいな 3行記事が目に留まり。。。
思わず気になって、
「ホワイトボードあります!」
ってメールに返信して、今日の贈呈式に至りました。
わざわざ立川まで車で取りに来て頂いた山本部長、
(写真ではお礼のポーズをとってくださり、頭を下げていらっしゃる)
お疲れ様でした!
工藤さんから聞いた話で今でもリアルに記憶に残っているのは、
「ニートの人に何を一番教えるかって、お金の価値なんです」
経済観念が何かの事情で欠落してしまった、ということらしく、
世の中のしくみ、なぜ、水道をひねれば水が出てくるか、
ということから理解させるというような話を聞きました。
さらに、その世の中の経済の仕組み、お金の価値を教えるのに、
「ポイントカード」をネタにしていらっしゃるということ ![]()
工藤さんの経験と試算によると、
スーパーやコンビニや交通機関、
生活に有る程度必要な行動をしているときに
ちょっとポイントカードのことを気にすると、
なんと、
使ったお金の10%くらい、ポイントが付く
ということなんです。
一度社会を離れた人が付くことができやすい仕事は、
労働集約型の仕事、いわゆる、お金を得るのに、時間が比例するという仕事とのこと。
で、お金の価値を理解するのに、本気でポイントを気にすると、
月、例えば5000円労働をしなくても、お金が得えられることになるという。
そのからくりは…、
生活費が例えば月5万円の場合、その10%は5000円!
5000円稼ぐのに、1日アルバイトすることになるわけで、
それが、自分がしたいこと、遊びたいことに時間を使いたい場合、ちょっと真剣にポイントのことを
気にすると、1日働かなくても、余分に収入が入ってくるということになるわけです!)
てなことを話していただいて、
企業のポイントサービスのコンサルティングをしている私としては、
ポイントがこんな形でニートの教育に使われているという発想が
目からウロコで、私自身にとっても、
ポイントサービスのコンサルティングをやっているエムズにとっても、
とても勉強させて頂いたワケなのです。
で、いつか、またお話したい、何か私もお返ししたいと思っていて、
なので、ホワイトボード譲ってもらえませんか、に反応して、
今日、ようやく差し上げることができたのです。
という二年越しの日でした 