閑話休題、某月某日
楽天がとうとう社内公用語を英語にしたというニュース、
何とも参りましたねえ。![]()
一企業の一方針と聞き流せば何の影響もないのだが、
まあ、そうならないのが自信喪失の今の日本の現状、
下手な追随が後を絶たない可能性があります。
学生に、大学でもっとも学びたいことはきくと、
20年ほど前から、
「英語」
「IT(コンピュータ)」
という答えが判を押したように返ってくるらしい。
ちょっと前までなら、そんなものは高等教育機関
で学ぶようなことではない、英語なんぞ
アメリカでは教えなくとも幼稚園からできるという、
健全なる「正論」がまかり通ったものです。
英語がしゃべれパソコンを縦横無尽に操作できるように
するという「専門学校レベル」のことを
学生が求めだしたというのは、
これは、悪いのは学生たちではなく、それ以外の
文化教養全般を創出・発信してこなかった
先人のせいでしょう。
この間、ひょんなことから08年のノーベル物理学賞
受賞者の益川敏英氏の映像を見た。
さてこの世紀の天才日本人の英語嫌いは奮っている。
受賞スピーチを恐らく世界初の日本語で行うなど、
受賞以上の「画期的」な偉業を成し遂げているのだが、
その武勇伝は常軌を逸している。
この人、物理学と数学に関しては高校・大学時から
超弩級の天才であったのに対し、外国語に関しては
からきしダメで、大学院入試の際、ドイツ語は白紙、英語も
あまりの出来なさに教授会の審査で大問題になったという。
その後の英語「排除」の徹底は凄まじい。
論文制作やスピーチは全て他人任せ、
英語を話したくない一身で、渡航は一切せず、
実際、ノーベル賞授賞式会場のストックホルムが初の
海外旅行だという。
こういう「反時代的」な人物が象徴的・代表的日本の偉人
だということは、頭の片隅に入れておいていいのでは
ないかと思います、間違っても三木谷某ではなく。![]()
はてさて、
不肖Yのコラム、いつもいつもビジネスべったりのテーマでは
芸がないと思い、思いっきり「反時代的」なテーマを
ぶつけて少々反応を見てみようと思います。
なぜ、そんなテーマを?
なぜ、そんなこと考えるの?
ひそかな楽しみにしたいと思います。
次回は、
「反ツイッター論」
「マーケティングの神話」
という、2つの「反時代的」テーマに迫ってみたいと思います。
お楽しみにー![]()